書きあぐねている人のための小説入門 の感想
参照データ
タイトル | 書きあぐねている人のための小説入門 |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 保坂 和志 |
販売元 | 草思社 |
JANコード | 9784794212542 |
カテゴリ | ジャンル別 » 文学・評論 » 評論・文学研究 » 文学理論 |
購入者の感想
小説の方程式を説明してくれる本など、既に大量に読み漁った。
安価なものから、仰々しいハードカバーまで。
そしたら、その手の本はほとんど、既存のその手の本からの引用を繰り返し、使いまわされている事が解った。
この本は違う。考え方を教えてくれる。考え方を活字にして届けてくれている。これはすごい事、いや本来指南書とはそうであって欲しいのだが、それができない自称先生様の著書が多すぎて、これはすごい事になっている。
この本に書いてあるのは「考え方」だから、そのあと読み手が「考える」必要があるが、むしろそれは望むところであり、そうしたいから小説を書きたいのだ。
「この本にあるテクニックを繋いでいけば、何も考えずに小説が書けるようになるよ」という本をお望みなら、この本は合わない。そういう本のつもりで読むと、「なんだこの本は」としているレビュアーのような気持ちになるのではないかと推測する。
書きたい物が見えているのに見えない、前に進めない、書きあぐねてしまっている人には、合うと思う。
安価なものから、仰々しいハードカバーまで。
そしたら、その手の本はほとんど、既存のその手の本からの引用を繰り返し、使いまわされている事が解った。
この本は違う。考え方を教えてくれる。考え方を活字にして届けてくれている。これはすごい事、いや本来指南書とはそうであって欲しいのだが、それができない自称先生様の著書が多すぎて、これはすごい事になっている。
この本に書いてあるのは「考え方」だから、そのあと読み手が「考える」必要があるが、むしろそれは望むところであり、そうしたいから小説を書きたいのだ。
「この本にあるテクニックを繋いでいけば、何も考えずに小説が書けるようになるよ」という本をお望みなら、この本は合わない。そういう本のつもりで読むと、「なんだこの本は」としているレビュアーのような気持ちになるのではないかと推測する。
書きたい物が見えているのに見えない、前に進めない、書きあぐねてしまっている人には、合うと思う。