高倉健 孤高の生涯 上巻・任侠編 の感想

「絶対に取材せず、裏取りもしない。伝聞、推定だけで『見てきたように』好きなだけ書く。」という「東京スポーツ」OBならではのエンタメ本なので、内容についてはつべこべ言いいません。

しかし、「校正者養成講座の指定テキスト」と言えるぐらいの誤字、誤情報がこれでもか！と押し寄せてきます。「慶応大学の学生作家石原慎太郎（一ツ橋大）」「ヤマ『リ』ン」「ヤマ『り』ン」「（無数の）改行無視。行送り変。文頭１字送りなし。」「若手３人のスター（鶴田と高倉の話なので「２人」）」「（第二国道と第二京浜を同じ文脈で使用し）また国道１号にもどって（第二京浜は国道１号）」「高座健係（お~い、高「倉」健さんの本じゃないの？」「いいぞ、言いぞう（？）」「里見浩太『篭』朗」「前年の９（昭和３５年）」「人生劇場はあ、」「民権在民（主権在民）」「非常時（非常勤）の取締役」「政策（製作）」「左藤係り（誰？ひょっとして、佐藤慶か！）」「土浦（橋）正幸（「東映」の野球選手！）」「新宿や四谷浮名」「字っと耐える」「高倉ががアホか」「ようかん（すぐ次の行は）羊かん」「肌けちゃう（意味は正しいかも・・・）」「」生涯の恩人です」」という具合。

こんな本なので、残念ながら上巻のみでギプアップとなりました。

やや表層的な表現が多い。しかしながら、健さんが涙もろかった事や、若い頃メークや髪結いを殴った事など様々なエピソードが満載。健さんファンの為の書さ