原発ゼロ (幻冬舎ルネッサンス新書 こ-3-3) の感想

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参照データ

タイトル原発ゼロ (幻冬舎ルネッサンス新書 こ-3-3)
発売日販売日未定
製作者小出 裕章
販売元幻冬舎ルネッサンス
JANコード9784779060939
カテゴリジャンル別 » 科学・テクノロジー » エネルギー » 核・原発問題

購入者の感想

我々国民はさんざんマスコミを通じてミスリードされてきたことがわかります。業界の友人・知人も原発の事にはふれたがりません。私も以前、出向先コンサルの同僚が核廃物の処理の研究プロジェクトにかかわったことがあり、現実味のない話を聞かされ批判したことを思い出しました。

福島原発のメルトダウンで、福島だけでなく、栃木、群馬、千葉、東京の奥多摩も放射能で汚染されていると書いている本です!

全然、マスメディアが報道しませんが、関東も汚染されている事を書いている本です。

もはや、福島だけの事ではなく、東京の奥多摩にも放射能は来ているので、水源である奥多摩に放射能が来ているので、東京の人間の体の中にも、放射能は来ている事を知るべきです!

放射能が拡散した図が載せているので、衝撃的です!

あと、海にも放射能はまき散らされてるので、それも載せて欲しいと思いました!

本書は脱原発に関して総括的な知識を得るのに最適であり、脱原発の理論武装にとって教本と言える程の完成度である。まず日本の原発政策を国際的に規定している根源は、連合国=国連の常任理事国が核兵器=原子力技術独占を世界支配の基本条件にし、各国がそれに追随する中で、国際間の原子力マフィアであるIAEA(国際原子力機関)を運用しその体制を維持している事からくる。特に日本の場合は、米国との日米原子力協定(2018年に期限切れ)が、日本の原発問題における対米従属を規定している要因として本書で分析されている。ここで重要な観点は、原子力の利用技術は核兵器保有に等価であるということである。自民党による原子力の平和利用は、実質的な核兵器保有の別表現である点も本書で論証されている。この協定により日本は実質的な核保有国になっているのである。 さらに米国は1974年から原発撤退を開始しているが、特許のみは有し、日本を利用して原発輸出させ、特許料で儲けようとしているから、日米原子力協定を維持している。日本はここからも対米独立を達成せねばならぬのである。
以下、本書の幾つかの要諦を纏めて紹介する。

1)原子力ムラは原子力マフィアと呼ぶべき犯罪者集団である。原子力広報推進体制とは、超法規的な社会的犯罪体制である。
2)原発燃料であるウランは、化石燃料よりも欠乏した貧弱な資源である。石油、石炭の代価物というのは虚偽である。ウランは未来のエネルギー資源という大嘘。
3)原発は、水力発電や火力発電よりも高コストである。低コストな原発という大嘘。
4)原発は際限のない電気料金の増額をもたらしていく。低価格の電気料金を提供すると言う大嘘。
5)放射能汚染水の貯蔵は、やがて貯蔵タンクのスペースが失われ長期的には継続不可能である。安全な原発という大嘘。
6)原子炉の運転が止まっても。核分裂生成物=200種類以上の放射能物質が炉内に蓄積され続けるし、崩壊熱を冷却し続けなければ炉心が溶解し自動的に放射能物質=死の灰がまき散らされる。原発による発電だけでなく、それを運営するコスト自体が莫大なのである。それは、二種類の炉形のいずれも大量のCO2の排出を伴っている。クリーンな原子力と言う大嘘。

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