起業したい君は、まずブラック企業に就職しなさい の感想

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タイトル起業したい君は、まずブラック企業に就職しなさい
発売日2014-02-26
製作者加藤順彦
販売元ゴマブックス株式会社
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カテゴリジャンル別 » 社会・政治 » 社会学 » 社会学概論

購入者の感想

しかし、この著者の関わっている会社は成長から縮小に転じている。
本の中では勇ましいことを言えるが、実際は…
以下、ニュースより

 KLabは2月12日、2013年12月期の連結最終損益が25億6400万円の赤字になる見通しだと発表した。従来予想は3億2400万円の赤字だったが、第4四半期にリリースしたゲームの不振とリリース計画の変更による売り上げ計画の未達に加え、構造改革費用として13億5200万円を計上することで赤字幅が拡大する見通しになった。

 経営責任を取り、2月から当面の間、取締役の役員報酬を最大50%減額する。

 売上高は前回予想から19億700万円減の209億9300万円となり、営業損失は前回予想比で1億2400万円悪化して12億2400万円になる見通し。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1402/12/news147.html

KLab<3656>は2月14日、決算説明会で構造改革策を発表した。すでに公表している役員報酬の減額や関係会社の整理に加えて、グローバルの人員数をピーク時から約2割削減する。六本木ヒルズの本社オフィスを1フロア解約するなど、オフィスの整理縮小も進める。

http://gamebiz.jp/?p=127128

筆者の経験を元に「同じような経験をすれば起業して成功できますよ」と説く内容です。
納得できる部分は多いですが、ちょっと極端すぎるかも。本文中にあったまさに「劇薬。取り扱い注意」。
社長になるだけなら誰でもなれます。起業するだけなら1円でできます。
ブラック起業で社長の右腕になるまで出世できなくても、
自分一人生きていく程度に個人事業主としてやっていくことはできます。
これを読んでビビッてしまった方は、若いならまずは挑戦してみることをお勧めします。0

著者の言う「ブラック企業」とは、
真っ先に一般的に思いつく様な企業を指している訳ではなく、
「急成長を指向するベンチャー企業」と言い換えれば分かりやすいかと思います。

単純な過酷労働に関しては、
むしろ「そんな過酷な作業をこなしても、将来の独立開業、起業には
ほとんど役に立たない」と切り捨てています。

要するにビッグな起業家を目指すなら、
既成の満たされた環境に甘んじていてはいけないよ、というメッセージです。

著者の溌剌とした文章を読んでいると、
確かに今の時代に起業でのし上がりたいと思うなら、
このくらいの気概が必要なのでしょう。

起業家を目指す人でなくても、
仕事をする意味や目的について
改めて考え直すいい機会になるでしょう。0

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