Giselle [Blu-ray] [Import] の感想

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参照データ

タイトルGiselle [Blu-ray] [Import]
発売日2012-06-26
アーティストAdam
販売元Bel Air Classiques
JANコード3760115304741
カテゴリDVD » ジャンル別 » ステージ » バレエ

購入者の感想

緞帳が上がり最初に見える背景がロマン主義を見事に表している。パリ・オペラ座などのジゼル(DVD版)に比べると、背景や全体の色使いは地味だが、その分統一感があり、むしろ気品が感じられきわめて高評価。主役の素朴な村娘感もいかんなく発揮され、舞台全体のロマンチシズムの中で素晴らしいバレーになっている。配役も良い。第二部の妖精になったジゼルの「妖精感」がうまく表出されており、妖精の「浮遊感」も素晴らしい。パリ・オペラ座のジゼルより高評価。唯一減点の対象と言えば、主人公のアップ画面になると、背景の森や木々が描かれているスクリーンの生地の目が見えてしまう点。HDならではの問題か。ジゼルの音楽自体にあまり高い評価が与えられないのは、毎回各種のジゼルを見るたびに感じられる点であるが。気品とロマンチシズムをたっぷり感じたい人にはお勧めのBRである。

定評のあるルンキナのジゼルです。
私が買ったのはブルーレイですが画質も良いです。

これほど村娘がぴったりのプリンシパルはいないと思います。狂乱の場面ではルンキナの大きな目からあふれる涙がアップで見られます。第二幕のパ・ド・ドゥも2007年のガラで見たときに比べてさらに磨きがかかっていてすばらしい。たとえるなら2007年に3キログラムだったルンキナの重さは今回は300グラムくらいです。

私はアルブレヒトの助命には複雑な気持ちがあるんですが、ルンキナの演技を見ていたらアルブレヒトを助けざるを得ないジゼルの切ない気持ちがひしひしと伝わってきて泣けました。「たとえ騙されたとしても私が愛したあなたを助けたい・・」 好き嫌いはあると思いますが、ほとんど表情を動かさずに感情表現できるのはさすがです。ルンキナの解釈と天賦の資質と力量で魅せるジゼルです。

グダーノフのサポートも良いし、アラーシュのミルタもはまり役だと思います。

 1997年に改訂版ジゼルの初演に抜擢したとき、ワシリーエフが18才のルンキナの中に見たものは、今でも変わらずに残っています。 それは、ジバンシーの衣装を着て立っているだけでジゼルそのものだった雰囲気と、素直に努力し続けられる資質です。 当初は期待が大きすぎたのか、演技に自信がないように見えましたが、演じ続けて解釈と表現を磨いたように思えます。 今回の相手役が個性的なツィスカリーゼではなく、老練なグダーノフであることも彼女の演技を際立たせています。 テクニックだけならルンキナより達者なダンサーはいるかもしれませんし、解釈と表現には好き嫌いがつきものですが、ルンキナが好きな私は、やっと全幕を手もとに置けて満足しています。

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