実は日本人が大好きなロシア人 (宝島社新書) の感想
参照データ
タイトル | 実は日本人が大好きなロシア人 (宝島社新書) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 田中 健之 |
販売元 | 宝島社 |
JANコード | 9784800222640 |
カテゴリ | 本 » ジャンル別 » 社会・政治 » 外交・国際関係 |
購入者の感想
私は、語学、特にドイツ語とロシア語を愛する語学好きである。
ロシア人について、二人の方から話を聞いている。
1.ロシア人には日本が好きな人が多い。残念ながら片思いである。
(ロシア語担当日本人大学教授の話)
2.ロシア人女性はとても優しい。西ヨーロッパではそう思われている。
(ドイツ人ドイツ語教師の話)
このような予備知識(?)があったので、本題に惹かれて読んでみた。
生まれ変わったら、日本人になりたいという女性がいたり、和服の好きな
ロシア人青年がいたりといった具合で面白い。
だた、私の目を強く引いたのは、インタヴューで複数のロシア人が
神道への共感と多神教への理解を示し、人によっては、キリスト教の
「罪」さえ共感を持たないと述べていることである。
また、靖国についても、外国からとやかく言われるものでないとしたり
中国、韓国がとやかく言うのは、日本から何かを得ようとしているからだ
とまで述べている方がいることだ。これも複数の意見だ。
以上の内容は非常に重要である。
日本人の心を理解する人々が、何とロシアに多くいるようなのだ。
ロシアは、実は潜在的なよき隣人なのではなかろうか。
ロシアは宗谷海峡をはさんでわずか42キロしか離れていないという
ことも、この本で改めて認識した。韓国までは、200キロ(本土から)
あるのだ。ロシアが一番近い隣国なのだ。
我々日本人のロシアに対する姿勢を今一度考えることを諭す好著
のように思う。
だが、日露友好となると、おそらくアメリカが黙っていないだろうと
インタヴューで釘をさしている親切な方もいらっしゃる。
ありがたい指摘であるが、また、悩ましいことでもある。
微力ながら、ロシア語学習に励み、日露関係に少しでも役立ちたいと
思う次第である。
(星四つとしたのは、やや表層面のみにとどまる嫌いがあったためである)。
ロシア人について、二人の方から話を聞いている。
1.ロシア人には日本が好きな人が多い。残念ながら片思いである。
(ロシア語担当日本人大学教授の話)
2.ロシア人女性はとても優しい。西ヨーロッパではそう思われている。
(ドイツ人ドイツ語教師の話)
このような予備知識(?)があったので、本題に惹かれて読んでみた。
生まれ変わったら、日本人になりたいという女性がいたり、和服の好きな
ロシア人青年がいたりといった具合で面白い。
だた、私の目を強く引いたのは、インタヴューで複数のロシア人が
神道への共感と多神教への理解を示し、人によっては、キリスト教の
「罪」さえ共感を持たないと述べていることである。
また、靖国についても、外国からとやかく言われるものでないとしたり
中国、韓国がとやかく言うのは、日本から何かを得ようとしているからだ
とまで述べている方がいることだ。これも複数の意見だ。
以上の内容は非常に重要である。
日本人の心を理解する人々が、何とロシアに多くいるようなのだ。
ロシアは、実は潜在的なよき隣人なのではなかろうか。
ロシアは宗谷海峡をはさんでわずか42キロしか離れていないという
ことも、この本で改めて認識した。韓国までは、200キロ(本土から)
あるのだ。ロシアが一番近い隣国なのだ。
我々日本人のロシアに対する姿勢を今一度考えることを諭す好著
のように思う。
だが、日露友好となると、おそらくアメリカが黙っていないだろうと
インタヴューで釘をさしている親切な方もいらっしゃる。
ありがたい指摘であるが、また、悩ましいことでもある。
微力ながら、ロシア語学習に励み、日露関係に少しでも役立ちたいと
思う次第である。
(星四つとしたのは、やや表層面のみにとどまる嫌いがあったためである)。