「うつ」は温めて治す の感想

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　数年来うつに悩まされた身近がいる。本人は昔から冷え症だったので、この本を購入し、書かれたことをいまでも実践している。家を出ることもままならなかった本人は、最近では自転車で近所を散歩したり、自分で買い物に出かけることも増えてきた。これは冷え取りの成果だと、はっきりと実感している。

　このようなことを身近に体験し、自分自身でも「うつ」っぽい感じがしたら、迷わず、早めに仕事を切り上げて風呂に入ったり、暑くても家で靴下は脱がない、汗にまみれた肌着は着ないなどを実行している。そして心や体がつねに「気持ちいい」が、うつにならない最高の薬であるとも心がけている。

　「温めてうつを治す」とは、はじめは飛躍した発想に感じられたが、意外にそうでないことがわかった。まさに発想の転換である。

　これからクーラー冷えの季節が近づいてくるが、この本を読まれて、自分のために「うつにならない最高の薬」を手に入れていただきたい。または、私のように、身内にうつの患者さんがいる方には、ぜひこの本ですすめられていることを患者さんに施していただきたい。