古今和歌集 (笠間文庫―原文&現代語訳シリーズ) の感想

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参照データ

タイトル古今和歌集 (笠間文庫―原文&現代語訳シリーズ)
発売日販売日未定
販売元笠間書院
JANコード9784305704177
カテゴリ古典 » 日本の古典 » 古代・中世文学 » 古今和歌集

購入者の感想

ある程度の個体差でしょうか、私の手元にあるものはクッキリとした印字面でまったく問題はありませんでした。

古今和歌集の手ごろな一巻本が欲しくなって、ジュ○ク堂の店頭で見られる限り文庫から全集本まで手にとって見比べました。

ページ組の見易さ、歌がどこまで漢字に置き換えられているかカナのままでいるか(見た目のゴリゴリ感を左右する)、解説および現代語訳の馴染みやすさなど、門外漢がときおり手にとって拾い読みする際のシロート・フレンドリーさを主眼に選んだところ、最後に角川文庫とこの笠間文庫の片桐先生のものが残りました。

角川のものはページレイアウトのもたらす視点移動が鑑賞の腰を折って拾い読みにストレスを感じたこと、また解説が幾分硬めでリラックス感が低かったことから、こちらの笠間版に一歩を譲り次点となった次第です。

この笠間文庫の片桐本は、現代語訳が句のすぐ隣に、脚注は必ず真下にあるためとても読みやすいです。
なにより肝心の訳文そのものがとてもひらたい日本語で、すんなりと心に入ってきます。また脚注においては、まさしく名料理人の筆になるものと呼びたいほどで、堅すぎもせず、また噛み砕きすぎて味をそこなうこともなく、読者の舌で滋味を味わえるように心配りされた味加減に感服させられます。

すこし褒めすぎのようですが、愛蔵版としてハードカバーで出して欲しいほどお気に入りの一巻となりました。実際の判型は四六判(但しビジネス書のようなハードカバーではなく並装)です。女性の手にはちょっと持ち余るかもしれません。

なお索引はよくある上の句、下の句だけの索引ではなく二句、三句、結句でも引けるよう配慮されています。

1980年に出版された本が、2005年に改訂発行されたとのことで、
とにかく紙がやわらかくて上品。歌の横に現代語訳が書かれているが、
なんとも品があり、勉強していこうという気にさせてくれます。

ところが、印刷がうすく、たいへん見にくい。
30年前の本が家の本棚にずっとあったら中はこういう感じでしょうが、
今新刊として買っても、中の(30年前のようなかすれた活字)なら
これは厳しい。当時の復刻であっても見やすい印刷であって欲しかった。

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