記事・広告・小説・論文・ビジネス文書 モノカキのためのATOK の感想

　ATOKのプレミアム版に同梱されている「ここまで出来る」シリーズの著者が書いたATOK本、ということで期待して読んだが、少し期待外れであった。著者のATOKに対する愛着がエッセイ風の内容からわかるのだが、あまり著者独自のノウハウが語られていない。たとえば、追加辞書の効果などは、「ここまで出来る」では書けない内容だと思うので、是非とも書いて欲しかった内容なのだが、さらりと触れているだけである。わざわざATOKを購入している人は、自分なりの使い方を持っている。その中で、本を買って読もうというのは、自分よりもはるかに使いこなしているであろう人のノウハウを知りたいのである。そうした内容の続編を是非とも期待したい。