小惑星探査機 はやぶさの大冒険 の感想
参照データ
タイトル | 小惑星探査機 はやぶさの大冒険 |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 山根 一眞 |
販売元 | マガジンハウス |
JANコード | 9784838721030 |
カテゴリ | 本 » ジャンル別 » 科学・テクノロジー » 科学読み物 |
購入者の感想
「メタルカラーの時代」などの著書で有名な山根一眞氏が
小惑星探査機「はやぶさ」の関係者にインタビューした内容を書いた本。
ロケットの打ち上げから「イトカワ」への着陸、
幾多の困難を乗り越えての地球への帰還とカプセルの回収までを
時系列で追う編集になっている。
また、上記と同じ年に起きた他の事件やイベント等を並列に書くことで
「○○という出来事があった時「はやぶさ」はここにいてこんな状況だった」という
同時代性を感じることができるので、読んでいてとても理解がしやすい。
もちろん注釈や参考資料もタップリと載っているので
この本をきっかけにして宇宙に対する関心と知見を高めるにはもってこいだと思う。
そして・・・著者である山根さんも書いていることだから書くと、
あえて同時代性を感じさせる編集をすることで、
日本のマスメディアの科学技術に対する関心と
知名度の低さを伝えたいのだと思った。
「はやぶさ」がオーストラリアのウーメラ砂漠に着陸する日に、
オーストラリアの地元メディアが山根さんに何を質問したか。
これが日本の政治とマスメディアの現実であることを自覚するためにも
ぜひとも実際に読んで知ってもらいたい。
小惑星探査機「はやぶさ」の関係者にインタビューした内容を書いた本。
ロケットの打ち上げから「イトカワ」への着陸、
幾多の困難を乗り越えての地球への帰還とカプセルの回収までを
時系列で追う編集になっている。
また、上記と同じ年に起きた他の事件やイベント等を並列に書くことで
「○○という出来事があった時「はやぶさ」はここにいてこんな状況だった」という
同時代性を感じることができるので、読んでいてとても理解がしやすい。
もちろん注釈や参考資料もタップリと載っているので
この本をきっかけにして宇宙に対する関心と知見を高めるにはもってこいだと思う。
そして・・・著者である山根さんも書いていることだから書くと、
あえて同時代性を感じさせる編集をすることで、
日本のマスメディアの科学技術に対する関心と
知名度の低さを伝えたいのだと思った。
「はやぶさ」がオーストラリアのウーメラ砂漠に着陸する日に、
オーストラリアの地元メディアが山根さんに何を質問したか。
これが日本の政治とマスメディアの現実であることを自覚するためにも
ぜひとも実際に読んで知ってもらいたい。