竹取物語 (角川文庫) の感想

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参照データ

タイトル竹取物語 (角川文庫)
発売日販売日未定
販売元角川グループパブリッシング
JANコード9784041303252
カテゴリ古典 » 日本の古典 » 古代・中世文学 » その他の物語文学

購入者の感想

我が国最古の物語、星新一による現代語訳です。
三谷栄一校訂、武田友宏脚注の原文も付録されています。
1987年に東宝から公開された市川崑監督、沢口靖子主演の映画にタイミングをあわせて出版された文庫オリジナルです。
現代語訳は、原文と同じ九つの章立て。
僕が一番面白く感じられたのは、四、蓬莱の玉の枝。
そう言えば、中学校か高校の古典の時間に、原文を読んで面白く思った記憶があります。そのときは、先生の解説も良かったのでしょう。
星新一の現代語訳は、余計な解釈などを付け加えず、原文を尊重しているので、おもむきもそのまま。
蓬莱の玉の枝を持ち帰った庫持の皇子を歓待するおじいさん、こころ沈むかぐや姫。
純粋に「ものがたりの面白さ」が味わえました。
おおらかな恋愛小説です。

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