1手詰ハンドブック の感想

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参照データ

タイトル1手詰ハンドブック
発売日販売日未定
製作者浦野 真彦
販売元毎日コミュニケーションズ
JANコード9784839933326
カテゴリ » ジャンル別 » 趣味・実用 » 将棋

購入者の感想

はじめて詰将棋を本書でしました。
玉の動けるところを考えて、そこを潰すためには何を置けばいいのか?
今いる場所を追い出すことも必要でそれにはどうするか?
というふうに考えて解きました。こういうやり方だと力がつかないのかな?

先に出版されている3手詰ハンドブックは、「初心者に最適な詰将棋本」として、Amazonのレビューをはじめ様々なところで紹介されていますが、本書はその上を行く、詰将棋の、いや将棋の入門書です。
初心者に読まれることを意識してか、これまでのハンドブックシリーズとは少々様相が異なっています。
主な違いは2か所。

1:まえがきに将棋のルールが書かれている

詰将棋のルール説明とは別に、駒の動かし方や禁じ手、棋譜の読み方など、将棋のルールに関する説明が書かれています。
このため、本書を読む分にはいちいち将棋の入門書を読む必要がありません。
これまでの大抵の詰将棋本は、これらのルールを理解していることが前提であるかのように書かれていたので、非常に意味のある変更だと思います。

2:300=80+220

本書は第1部と第2部に分かれており、第1部の80問はテーマ別に分類されて目次が付けられています。
それぞれの駒の特長に加えて、(趣向形や入玉形など)玉型の違いが与える影響を理解しやすいように、問題の順番が工夫されています。
残りの220問はこれまでと同様ランダムに配置されていますが、ページ数の関係で、解答は次のページの問題の左側に、小さな文字で1行で書かれています。
毎ページ同じ場所に書かれていますので、文字が重なって解答の裏透けがあまり気になりません。この辺も、1手詰ならではのポイントだと思います。
 
 
初級者の方にとっては、駒の生かし方、詰みの形など、本将棋で生きる要素が満載です。
中上級者の方にとっては、1手詰は物足りないと思われるかもしれませんが、凄いスピードでページをめくって行ける爽快感はなかなかのものです。

同シリーズ3手、5手詰の著作で定評のある浦野氏の1手詰問題集です。
ただし、いくら良問ぞろいとはいえ、すでに3手詰の問題を高い正解率で解ける人には不要です。

また、限られた紙面数問題数を増やすために、後半220問については原則回答のみの記載です。ただし最初の80問では解説もしっかりされていますので
初心者の方でも無理なく問題数をこなしていけると思います。

とくに子供向けに読みやすい編集というわけではないのですが、1手詰ならば解説もほとんど不要な場合が多く、子供への利用も有効かとおもいます。
ただし本の大きさ、問題数から考えて(子供に300問の問題集をいきなり与えても飽きてしまう)やはり大人の入門、再入門者向けでしょう。

同シリーズはいずれもレビューなどで絶賛を受けているのにもかかわらずあっという間に絶版になってしまいました。
本書も気になる人は(1手詰問題集を求めているすべての人)今のうちに手に入れておくことをお勧めします。

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