学問のすすめ の感想

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参照データ

タイトル学問のすすめ
発売日2012-09-13
製作者福沢 諭吉
JANコード登録されていません
カテゴリジャンル別 » 文学・評論 » 評論・文学研究 » 文学理論

購入者の感想

「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず」という冒頭の文章が独り歩きして、まるで単純な平等主義者の主張のように、いまでも勘違いされています。
ですが、その直後に、「人間はもともと生まれたときは平等だが、学ぶものは偉くなり豊かになり、学ばないものは身分は低く貧しくなる」という言葉が続いております。
「機会の平等」が本当の意味で実現していないのに「結果の不平等」を容認するのはおかしい、というご批判もあるでしょうが、それはともかくとして、人間は誰しも学び続ける必要があるという普遍的なメッセージであると私は肯定的に理解しております。

この本は、福沢諭吉の半生を描いた部分もあり、その面でも面白く読めます。
また、「一身独立して一国独立す」の有名なテーゼの箇所も読みごたえがあります。

この本が、こうした形で電子書籍で読めることは大変にうれしく思います。

読者の方はそれぞれ文章の好みがあると思いますので、念のため、冒頭箇所を引用しておきます。

「「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず」と言えり。されば天より人を生ずるには、万人は万人みな同じ位にして、生まれながら貴賤(きせん)上下の差別なく、万物の霊たる身と心との働きをもって天地の間にあるよろずの物を資(と)り、もって衣食住の用を達し、自由自在、互いに人の妨げをなさずしておのおの安楽にこの世を渡らしめ給うの趣意なり。」

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