学問のすすめ (まんがで読破) の感想

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参照データ

タイトル学問のすすめ (まんがで読破)
発売日販売日未定
製作者福沢 諭吉
販売元イースト・プレス
JANコード9784872579093
カテゴリ哲学・思想 » 東洋思想 » 日本 » 一般

購入者の感想

1万円の肖像でお馴染みの慶応義塾の創始者「福沢諭吉」の著書を漫画化したもの・・・・・ではない(汗)。
福沢諭吉の伝記ですね。タイトルの「学問のすすめ」は最終章のみで語られます。

幕末の動乱期が青春と重なります諭吉ですが、志士とは縁の薄い九州の中津藩の出身。
薩摩・長州・土佐に生まれていて活躍した西郷隆盛・桂小五郎(木戸孝允)・坂本龍馬などとは交流はない。
幕府がアメリカに使節団を派遣した際に同行したことが諭吉の人生を変えた。
ちなみにそのときの艦長が「勝海舟」。明治時代になってから喧嘩というかやり合うことになる縁もできた。

その海舟曰く「福沢は学者だからな。俺の生き方は理解できんさ。」

その通り。彼は武士でありながら、身分制度に苦しめられ(彼は藩の中でも身分の低い武士だった)、
権威や権力に対して懐疑的だった模様。その素地が養われたことが判る。
オランダ語・英語の勉強にいそしみ、幕府と志士たちの争いなど何処吹く風。
武士ではありましたが「学者」のような人生。

そんな彼だから「学問のすすめ」で説いたのは「独立独歩」だということ。
権威にも権力にも尻尾を振らない。
だから明治政府にも出仕せず、生涯在野にあった。

「幕臣」であった海舟とは当然に立場が違う。「水」と「油」でそりゃ争いにもなることでしょうね。
でも、偉人は偉人を知るはず。お互いの力は認め合っていたはずです。

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