花に染む 4 (クイーンズコミックス) の感想
参照データ
タイトル | 花に染む 4 (クイーンズコミックス) |
発売日 | 2014-01-24 |
製作者 | くらもち ふさこ |
販売元 | 集英社 |
JANコード | 9784088656694 |
カテゴリ | 本 » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » コミック |
購入者の感想
花乃と陽大の幼少時代からの回想編ですが、非常に丁寧に丁寧に描かれています。
人と人との距離感を、たとえば陽大の弓であったり、教室の窓の柱であったり、様々な物を使いながら描き分けていて、その距離が時間とともに微妙に変化していく描写はあまりに見事で言葉を失いました。
陽大の幸せな家族の中に、雛という不安要素が現れ、反対に陽大の家族ではないのに安心を与えてくれる花乃という存在が浮かび上がってきます。
幸せな家族が崩壊していくかのような不安を抱え、それが現実になってしまった時のまだ幼い陽大の気持ちはいかばかりであったのか。
重い重い話ではありますが、子供たちの屈託のない笑顔や行動に和まされるようなエピソードも多く読後感は悪くありません。
個人的には、友人の田路君がきりっとした顔で弓を引くシーンがとても印象に残りました。
今後の展開が気になってしかたがありませんが、しばらくは余韻に浸っていたいと思わせる巻です。
人と人との距離感を、たとえば陽大の弓であったり、教室の窓の柱であったり、様々な物を使いながら描き分けていて、その距離が時間とともに微妙に変化していく描写はあまりに見事で言葉を失いました。
陽大の幸せな家族の中に、雛という不安要素が現れ、反対に陽大の家族ではないのに安心を与えてくれる花乃という存在が浮かび上がってきます。
幸せな家族が崩壊していくかのような不安を抱え、それが現実になってしまった時のまだ幼い陽大の気持ちはいかばかりであったのか。
重い重い話ではありますが、子供たちの屈託のない笑顔や行動に和まされるようなエピソードも多く読後感は悪くありません。
個人的には、友人の田路君がきりっとした顔で弓を引くシーンがとても印象に残りました。
今後の展開が気になってしかたがありませんが、しばらくは余韻に浸っていたいと思わせる巻です。