江戸情緒の花　長谷川時雨作品集 の感想

今では、全く失なわれてしまった江戸の町ですが、江戸時代末期は考えたら私の曾祖父母の時代です。
遥か昔と言う訳では、有りません。此処に書かれている暮らしは、丁度祖父母の時代で明治に入ったばかりの東京の今なら一等地に住む庶民の話しです。60歳の私にも十分理解出来る暮らしが、綴られています。大変、興味深い話しでした。

明治の女性作家人脈にかかせない時雨。
朝の連ドラにもつながる人脈として、旬になることを期待しています。今は懐かしい明治の日本人女性気質を堪能できました。