日本人が忘れた季節になじむ旧暦の暮らし (朝日新書) の感想
参照データ
タイトル | 日本人が忘れた季節になじむ旧暦の暮らし (朝日新書) |
発売日 | 2014-12-12 |
製作者 | 千葉 望 |
販売元 | 朝日新聞出版 |
JANコード | 9784022735935 |
カテゴリ | ジャンル別 » 人文・思想 » 文化人類学・民俗学 » 日本の民俗 |
購入者の感想
旧暦と新暦についての薀蓄は第1章に分かり易く解説されています。第2章以降は旧暦時代の行事や文学作品を旧暦の日付で鑑賞することが伝統行事や作品を理解する上でのポイントであることを説いておられます。エッセイ風に書かれており、とても読みやすいです。旧暦の大晦日に月が出ることはないことに改めて知らされました。ただ、季節を知るには太陽暦(新暦)でなければならず、旧暦では季節がずれてしまうために太陽暦に基づく24節気が導入されました(中国北部の暦を採用したため日本の気候とはあいませんが)。今の生活には太陽暦ですが、過去の行事、例えば12月14日の「義士祭」は旧暦でないと討ち入りの季節を実感できません。
タイトルに惹かれて購入したが、なかなか良い本だった。まず、文体が親しみやすく、書かれていることがすんなり
頭に入る。とともに、内容も興味深く、要は、「新暦暮らし」に慣れた我々の生活の奥に「旧暦暮らし」を探ろうという試
みで、そのことを通して現代人が自然につながることを求めている。
私自身、「旧暦暮らし」どころか、季節の風物などほとんど気にかけず暮らしてきたので、自分の無教養さが情けな
くなってきた。とは言え、いっぺんにそのような知識を身に着けるのは難しいので、まずは「旧暦」を意識するところか
ら始めたい。
頭に入る。とともに、内容も興味深く、要は、「新暦暮らし」に慣れた我々の生活の奥に「旧暦暮らし」を探ろうという試
みで、そのことを通して現代人が自然につながることを求めている。
私自身、「旧暦暮らし」どころか、季節の風物などほとんど気にかけず暮らしてきたので、自分の無教養さが情けな
くなってきた。とは言え、いっぺんにそのような知識を身に着けるのは難しいので、まずは「旧暦」を意識するところか
ら始めたい。