哲学ディベート―“倫理”を“論理”する (NHKブックス) の感想
参照データ
タイトル | 哲学ディベート―“倫理”を“論理”する (NHKブックス) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 高橋 昌一郎 |
販売元 | 日本放送出版協会 |
JANコード | 9784140910979 |
カテゴリ | ジャンル別 » 人文・思想 » 哲学・思想 » 哲学 |
購入者の感想
講談社現代新書の『理性の限界』を読んで一発で著者のファンになったので、同じくディベート形式のものを選んで読んでみました。
内容はタイトル通り「哲学ディベート」なので、どちらが勝ったとか負けたとかを競うものではなく、議論を尽くすことによって各議題の背景にどんな哲学的問題が存在しているのか、それについて新たなアイディアを発見することにその目的があります。
いやあ『理性の限界』を読んだときも思いましたが、著者は本当にディベートを文章に直すのが上手ですね。
議題は大きく分けて6つ。道徳・文化・人命・人権・自由・尊厳。
登場人物は、司会役の教授と、あとは文学部・法学部・経済学部・理学部・医学部の学生の6人。
それぞれの立場の特徴が発言によく表れていてとても面白い!
内容的には哲学に関する本に分類されるのかもしれませんが、哲学の知識を前提にしているものではありませんし、逆に言えば一般的な哲学の入門書のように哲学史を概括的に学べるものでもありません。
さらに、一つの議題だけで一冊の本が書けるような内容をたくさん扱っているため、どうしても議論の深度が良いところで止まってしまっています。
でも、めーーーーっちゃくちゃ面白いことには間違いありません!
一つの問題には一つの答えしかないと思っている人にピッタリの本だと思います。0
内容はタイトル通り「哲学ディベート」なので、どちらが勝ったとか負けたとかを競うものではなく、議論を尽くすことによって各議題の背景にどんな哲学的問題が存在しているのか、それについて新たなアイディアを発見することにその目的があります。
いやあ『理性の限界』を読んだときも思いましたが、著者は本当にディベートを文章に直すのが上手ですね。
議題は大きく分けて6つ。道徳・文化・人命・人権・自由・尊厳。
登場人物は、司会役の教授と、あとは文学部・法学部・経済学部・理学部・医学部の学生の6人。
それぞれの立場の特徴が発言によく表れていてとても面白い!
内容的には哲学に関する本に分類されるのかもしれませんが、哲学の知識を前提にしているものではありませんし、逆に言えば一般的な哲学の入門書のように哲学史を概括的に学べるものでもありません。
さらに、一つの議題だけで一冊の本が書けるような内容をたくさん扱っているため、どうしても議論の深度が良いところで止まってしまっています。
でも、めーーーーっちゃくちゃ面白いことには間違いありません!
一つの問題には一つの答えしかないと思っている人にピッタリの本だと思います。0