Modern Vintage の感想

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SixxAMの三枚目。前作、前々作はニッキーの本気度が未知数だったため、ファンも様子見的な感じがありましたが、どちらも完成度が半端ない傑作だっただけに、今回の期待度は相当高かったように思いました。が、それでも充分ハードルを越えてくるアルバムです。ただ内容は、前回までのダークでヘヴィ感は薄れ、煌びやかでコンパクトでポップという印象。
しかしニッキーは完全に息を吹き返し感じがあります。いや、吹き返したというよりも、一緒に組んでいる面子によるのかも。ドクター・・・が彼の頂点という捉え方してる人も多いかと思いますが、評判の芳しくない、コラビモトリー、New tattooそしてBridesさえも、そんな悪くないというか、バンドメンバーやプロデュースさえ違えば、そこそこ名盤扱いされるレベルですよ。
やっぱりロックバンドは一人じゃできない、技術だけでも測れない、相性というものがあるなと。ガンズのアペタイトなんてまさにその典型だと。そういう意味で、ニッキー含めジェイムズ、アシュバの三人はここまで水準の高いアルバムを三枚連続で世に出したことは特筆すべき事だと思います。
アシュバはソロだけじゃなくバッキングも素晴らしく、曲ありきのギターだし、ジェイムズのボーカルも相変わらず艶があって素晴らしい。

ただ三枚とも作り込まれた感じで完成度が高いので、ライブでどんな感じになるか…来日切に希望です！

全作聴いていますが、毎度お気に入りです。
今作も自分的には実にいいです。
モトリーは解散で残念ですが、NIKKIもTOMMYも今後に期待しています。