マクロ経済学・入門 第４版 (有斐閣アルマ) の感想

大学の教科書として本書を使用しています

マクロ経済学の理論をまんべんなく理解するのに適していると思います．
どの分野も過不足なく丁寧に書いてあるのでさらっと読めます．
現代の経済事情に絡めたcolumnも面白いです．
サイズも小さいので鞄にスペースを取ることもないです．

ただマクロ経済の問題を解こうとするとこれでは足りないかなあと思います．
数式がほとんど出てきません．（前書きにも書いてありますが）
経済学は半分数学みたいな学問だと思うので，
基本的なものでよいので，もうすこし数学的な経済学の処理の仕方，
問題など載っていた方がよかったなあと思います，

問題を解いていて，理論的につまづいたらこの本に立ち返るという使い方がよいのではないでしょうか．

マクロ経済学・入門 第４版 (有斐閣アルマ)
大学（通信教育、経済学部）の「経済政策学」のテキストが難しすぎてさっぱりわからず、困っていたところ、参考文献に指定されていた本書を読んだら分かりやすくて助かった。

GDP、経済政策、IS-LM曲線、財政赤字と国債、インフレとデフレ、失業率、オープンマクロ経済など一通り網羅されているので、経済学の入門書としておススメできる。ただ、レポートを書こうとすると本書ではあまり深い内容に触れていないので他の文献にあたる必要がある。その意味で星３つとした。

「日本経済は今後どうなるのか？」
社会人の人も、新聞などで日々の経済の動きを追うだけでなく、たまには深堀りしてその背景にあるロジックを学んでみるのも良いのではないだろうか。0