心の深みへ: 「うつ社会」脱出のために (新潮文庫) の感想
参照データ
タイトル | 心の深みへ: 「うつ社会」脱出のために (新潮文庫) |
発売日 | 2013-02-28 |
製作者 | 河合 隼雄 |
販売元 | 新潮社 |
JANコード | 9784101252315 |
カテゴリ | » 本 » ジャンル別 » 文学・評論 |
購入者の感想
今まで両氏の本をそれぞれ別個に読んできて、それぞれに互いの係わり合いについて語っている個所は断片的にあったのだが、両氏が向き合って語り合っている本を、私の勉強不足のせいか見つけることができなかった。やっと見つけたという思いである。
両氏がそれぞれ述べているように、河合氏は内面の人、一方柳田氏は外面の人として、私はお互い接点がずれていたのかな、と思っていた。だが、社会的カタチは違えども、両氏とも同じ土俵に立っていた。今の日本に欠けているもの、日本を憂う気持ちは共通しているのである。その受け継ぐべきたましいをわれわれは考えてみなければならない時期に来ていると思う。
人生の総括を始めている両氏の年齢を考えると、この本は日本にとって貴重な一冊になるにちがいない。
この企画を担当編集した人々、大きな技ありである。0
両氏がそれぞれ述べているように、河合氏は内面の人、一方柳田氏は外面の人として、私はお互い接点がずれていたのかな、と思っていた。だが、社会的カタチは違えども、両氏とも同じ土俵に立っていた。今の日本に欠けているもの、日本を憂う気持ちは共通しているのである。その受け継ぐべきたましいをわれわれは考えてみなければならない時期に来ていると思う。
人生の総括を始めている両氏の年齢を考えると、この本は日本にとって貴重な一冊になるにちがいない。
この企画を担当編集した人々、大きな技ありである。0