恋愛脳―男心と女心は、なぜこうもすれ違うのか (新潮文庫) の感想

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参照データ

タイトル恋愛脳―男心と女心は、なぜこうもすれ違うのか (新潮文庫)
発売日販売日未定
製作者黒川 伊保子
販売元新潮社
JANコード9784101279510
カテゴリ文学・評論 » エッセー・随筆 » 著者別 » か行の著者

購入者の感想

いろいろ、参考になる部分はあります。
総合的に言えば、「読んで良かった」と思える本なのですが、
自分の夫のことを、常に「私の大好きなひと」と表現する感性には、
正直に言ってかなりヘキエキしました……
普通に「私の夫」とか、「うちのダンナ」とか書いてくれたら、
もう少し引っかかりなく読めたのになぁ、と個人的には思います。
しばらく「愛人」の話なのかと思ってドキドキしながら読んでましたよ(苦笑)。

でもまぁ結局、「妻はこうやってほのぼのノロケてればいいのよ〜」
という著者なりのメッセージなのかもしれません。
著者の専門分野である脳の部分に関しては、とてもわかりやすく、
「なるほどっ!」と思わずメモりたくなる箇所がたくさんありました。

どちらかと言えば、恋愛初期の若い女性向けではなく、
安定期に入って少々相手に飽きているぐらいの熟年カップルか、
結婚して数年目ぐらいの人向けの本だと思います。
「長く幸せでいるためのヒント」という感じでしょうか。
これから相手を探そうと思っている人には、ノロケ部分が鼻につくかも。

女からの視点ですが
なるほど!と思う要所はありました。
大切な彼、夫に対し考え方を押し付けるのではなく受け入れること。
必要以上に不安になることも無駄なんだと気付かされました。
女性脳は取り越し苦労気味なんですね。

だけども、著者も女性。
喩え話が著者の日常生活内容だったりと女同士の会話的な要素が多く不快に思う方もいるかもしれません。
心理学という観点で読むよりはエッセイとして読んだり
これが100%と思わず、意見程度に読むといいかもしれませんね。

私的観点ですが心理学として読むなら
もしかすると男性著者の本の方が要点は多いのではないかと思います。

本のお値段は☆5なんですけどね(苦笑0

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