Playing In The Dark: Whiteness and the Literary Imagination の感想

批評のための批評ではなく、書き手の人生経験etcに基づくほんものの批評眼を味わうことができました。
PoeやHemingwayを読んだときに感じるわだかまりも、ある意味すっきりしました。
短いのですぐに読める。余分なことが書いてない。

彼女がナレーションに定評がある作家というもはかなり有名な評価ですが、そのスタイルが反映されている批評エッセイです。確かに、エドワード・サイードよりある意味では説得力にたけているかもしれません。でもまだ、プラトン的思考からぬけきれてない後味が残ります。 これを読んだ後、Ｖ．Ｓ．Naipaulとの何かしらの接点を感じました。