矢沢永吉に学ぶ成りあがりマーケティング (角川フォレスタ) の感想

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参照データ

タイトル矢沢永吉に学ぶ成りあがりマーケティング (角川フォレスタ)
発売日販売日未定
製作者横田 光弘
販売元角川学芸出版
JANコード9784046539175
カテゴリジャンル別 » 人文・思想 » 倫理学・道徳 » 倫理学入門

購入者の感想

著者、横田さんは永ちゃんのスピリッツ(信条)を、実によくまとめていると思いました。
おそらく熱心なファンが永ちゃんに憧れるのも、横田さんがまとめたこれらのスピリッツに対してであり、同時に永ちゃんが40年間浮き沈みの激しい世界で、常に第一線で輝き続け、さらに芸能界にとどまらずに多くの人々に影響を与え、今日の成功を収めているのも、これらのスピリッツによるものと思いました。

マスコミから伝わってくる永ちゃんの言葉には、特にファンでなくても、心打たれるものが数多くあります。
本書は随所にこうした名言が散りばめられ、ファンでなくてもハッとさせられる言葉が満載です。
そればかりかこれらの名言に、税理士である横田さんによって、ビジネスの視点から解説が加えられているので、元々、矢沢語録を知っているファンにとっても、とても新鮮に感じられます。
さらにお客さんとの関係を、永ちゃんとファンとの関係をたとえに、五段階に分けて説明している視点も、とても興味深いです。
また本書は財界人や偉人たちのエピソードも織り交ぜながら話が進んでいくので、永ちゃんワールドに片寄らずに、話題の幅も広がっています。

最後に著者に負けず劣らず、熱烈な永ちゃんファンの私から、もう一つこの本に加えたい矢沢スピリッツがあります。それは「愛」です。
そこでそれを象徴する話をいくつか紹介したいと思います。

永ちゃんは自分のことを「平和主義者」だといいます。
ワイルド、不良、ワルのイメージからは、随分とかけ離れた自己分析のようにも思えます。
でもそれが得心できる、永ちゃん20代後半のインタビュー記事があるのです。
ハワイのある射撃場で、永ちゃんが銃を撃つという少年向け雑誌の企画がありました。
今のように角の取れる前の、一番ワルのイメージが強かった頃です。
銃を撃つことに面白味や、格好良さを感じてもおかしくない年頃に、永ちゃんは「銃を撃った後に、とても嫌な手の感触を覚えた」と、インタビューで漏らしたのです。「銃とは人を殺すための道具」という感性が、本能的にそう感じさせたからだそうです。

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