虚像の道化師 ガリレオ 7 の感想
参照データ
タイトル | 虚像の道化師 ガリレオ 7 |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 東野 圭吾 |
販売元 | 文藝春秋 |
JANコード | 9784163815701 |
カテゴリ | 本 » ジャンル別 » 文学・評論 » ミステリー・サスペンス・ハードボイルド |
購入者の感想
4つの作品から成る短編集。
第1章「幻惑す」は初期のガリレオを思い出させる科学的謎解き。ストーリー自体は意外性のあるものではないけれど、ガリレオらしい小品。
第2章「心聴る」も科学的トリックではあるのだけれど、SF的なネタなのがどうかと思う。
第3章「偽装う」は、近年の心優しいガリレオ。謎解きに湯川が必要だとは思わないが、読者のだまし方や結末はなかなかいい。
第4章「演技る」は、ミステリーとしては反則ではないか。これも読者をだましつつ話が進むのだけれど、動機の部分がずるい。
小粒な作品ばかりではあるけれど、いろいろなガリレオが楽しめるのはいいと思う。反面、トリックかストーリーに物足りなさが残るのも事実。ちなみに、内海刑事の出番は少ない。
第1章「幻惑す」は初期のガリレオを思い出させる科学的謎解き。ストーリー自体は意外性のあるものではないけれど、ガリレオらしい小品。
第2章「心聴る」も科学的トリックではあるのだけれど、SF的なネタなのがどうかと思う。
第3章「偽装う」は、近年の心優しいガリレオ。謎解きに湯川が必要だとは思わないが、読者のだまし方や結末はなかなかいい。
第4章「演技る」は、ミステリーとしては反則ではないか。これも読者をだましつつ話が進むのだけれど、動機の部分がずるい。
小粒な作品ばかりではあるけれど、いろいろなガリレオが楽しめるのはいいと思う。反面、トリックかストーリーに物足りなさが残るのも事実。ちなみに、内海刑事の出番は少ない。