スター・ウォーズ エピソード2 クローンの攻撃 [DVD] の感想

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参照データ

タイトルスター・ウォーズ エピソード2 クローンの攻撃 [DVD]
発売日2002-12-06
監督ジョージ・ルーカス
出演ユアン・マクレガー
販売元20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
JANコード4988142118820
カテゴリDVD » ジャンル別 » 外国映画 » アクション

購入者の感想

ストーリーとしてはなんの驚きも不満もない作品。

ただ、あらゆる場面での登場人物の行動に「なぜそこでこうしない!」「なぜそこでそう判断する!」のオンパレードでツッコミどころ満載です。
タイトルにも書きましたが、この作品はリアリティではなく話の壮大さや映像の美しさを堪能する作品なのでしょうから、些末なことにとらわれてはいけないのでしょうね。
ただ、美しい映像という部分でも明らかにCGであることが随所に感じられ、なんというか、「スターウォーズだからこれで許されているんだよね?」という感じです。
エピソード6『ジェダイの帰還(復讐)』を劇場でみた当時は、バイクで森を走り回るシーン(スピーダーバトル)のあまりのリアリティに感激したモノですが、あれから30年以上経ってテクノロジーも進歩し、かつ圧倒的な制作費もかけてこの映像なのか・・・という気持ちは否定できません。

エピソードII公開前に、今回はアナキンとアミダラの恋愛模様を中心に据えているとジョージ・ルーカスが語っていました。
それがなければルークに繋がらない、引いてはスターウォーズが成り立たなくなってしまう重要なエッセンス。
それと同時に、アナキンは師匠オビワンの教えに不満を募らせ、ジェダイとしての大切な中庸な心を失い始めていく。
そんな怒りが心に入り込んでいるアナキンの心を見逃さなかったのが、ダークシディアス(パルパティーン最高議長)。
並外れたフォースを持つアナキンの力をダークサイドへと引きづり込むべく、アナキンに色々と吹聴し翻弄していく場面も見どころです。

エピソードIはアナキンの子供時代のストーリーだったので、クワイガンジンとオビワンが中心でした。
なのでエピソードIIからがサーガたらしめる展開の始まりだと思います。
アナキンの目つきも反抗的になってきています。そしてヨーダの戦う姿が初お披露目なのも注目です。
先日、ヨーダと戦ったドゥークー伯爵を演じた俳優さんが亡くなられたのを新聞で知りました。
最強のアウトサイダージェダイ、ドゥークー伯爵、その勇姿は目に焼き付いています。

すべてが大きく揺れ始めていくエピソードII。
歴史とは物事とは、こんな風に勢いが付いてしまうと止められなくなるという、雪崩の様子を見事に表現している映画です。

スターウォーズ・サーガで考えれば、第二作目。公開順で言えば五作目になる本作。
前作から想像できたレベルを超えていたかと問われると、越えていないというのが正直な感想。
特に物語そのものが浅薄になる傾向は、取り繕う術がない。

確かに尋常ならざるCGと、音の饗宴に驚かされるが、それらの要素に慣れて来ると、話の薄さ、ご都合主義的展開に目を覆いたくなってしまう。旧三部作で濃厚だった、一寸先は闇という事に対する恐怖心のようなものが、全く存在しない。

分かり易い一例だが、戦闘中にかなりの高速で飛行していた戦闘機から、アミダラが砂漠に落ちるのだが、怪我一つなく立ち上がって、しかも迎えに来たクローン兵と笑顔で会話し、元気に走り去って行くシーンの大雑把さなどは、緊張感を失わせるという以前に失笑もの。
ルーカスの趣味だけが反映されたレースシーンも、冗長過ぎて食傷気味。

画は、当然の事ながらスクイーズ収録で、画面はビスタ・サイズ。
絢爛豪華と表現するしかないような鮮明CGの洪水。言われても判別が出来ないほど、全てのシーンに必ずCGが介在している。時には役者でさえCGで作られ、スタントまでこなしているのだから、驚愕するしかない。

音も散乱の洪水。雄大なBGMを筆頭に、それと気付かぬようなSEまで細かく作り込んでいる。戦闘シーンのライト・セーバーとビーム・ライフルの饗宴も、五月蝿いほどに音が乱舞する。

前作ではアナキンとアミダラとの出会い、そしてジェダイとなるべくして戦う過程の序章であったけれど、その物語の質量やスケールは大きかったし、様々変わるシーンにも面白みがあった。
 前作から10年の歳月を経た、青年アナキンの、禁じられたの恋と暗黒面への目覚めを中心にた話が、逆に前作の様な話の展開よりも遅く、ハラハラさせる感じがしないので全体的に薄っぺらい印象を与えてしまっているのかもしれない。CGも素晴らしいし、普通に見れば確かにすごい。でもこのシリーズの進化には毎回大きな期待を抱いてしまうし、物語の進行上、アナキンの心の変化は今後に大きな布石と、その息子にも繋がっているのであろうけれど・・。なんとなく見終わった段階での消化不良気味な部分で星4つ。アナキンとアミダラの関係に比重が置かれている感じもあって、クローン同士の戦闘という部分に迫力さを欠いてしまったのかもしれません。メイキングを見ると「なるほど」と思わせる内容なのですけれど・・。作り込み的な無論レベルなら星5つです。
終盤のジェダイ戦士の戦闘シーンはもちろん、マスターヨーダの戦闘シーンはとても迫力があってよかった。あんなに素早く動けるのなら普段使用している杖はいらないのでは?とちょっと疑問にも感じてしまいましたが・・。ジェダイとは何か、という内面に迫った内容なのかもしれませんね。ジェダイの宿命というか、自分を律する難しさとか、個人的にそう感じました。

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