A Necklace Of Raindrops の感想

本書は、児童文学作家のJoan Aikenが書いた短編を８編集めたもの
である。初版は1968年ではあるが、今読んでも夢に溢れた素敵な
ストーリーばかりである。

木に絡まっていたNorth Windを助けたお礼としてもらった不思議な
力を持つ"necklace of raindrops"。毎年新たなraindropをNorth Wind
が届けてくれ、その度にそのネックレスの力が強まるというものだ。
絶対に身につけておくように言われたLauraだったが、学校で盗まれて
しまった…。そのネックレスは渡り渡ってアラビアに行ったという
ことだが…。というストーリーで、この本のタイトルにもなっている
"A Necklace of Raindrops"をはじめ、"The Cat Sat on the Mat"、
"There’s Some Sky in this Pie"、"The Elves in the Shelves"、
"The Three Travelers"、"The Baker’s Cat"、"A Bed for the Night"、
"The Patchwork Quilt"が収録されている。

夢があり、冒険心をくすぐり、子どもの心の涵養にもなる作品ばかり
である。ガーディアン賞、エドガー賞を受賞した作家の作品は、
繰り返し表現や言葉遊びの表現も豊富で飽きさせない英語である。
それぞれ、おおおそ13ページほどの分量の作品で、全部で84ページ
の分量である。挿絵も各ページに書かれています。