卵子老化の真実 の感想

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タイトル卵子老化の真実
発売日2013-07-19
製作者河合 蘭
販売元文藝春秋
JANコード登録されていません
カテゴリジャンル別 » 人文・思想 » 文化人類学・民俗学 » 文化人類学一般

購入者の感想

本書タイトル「卵子の老化の真実」。
おそらく、女性が産めるリミットを訴えかけるやや耳の痛い内容かとページをめくりました・・・。
厳しい事実も書かれてはいるのですが、出産をライフワークにされている著者ならではの温かい眼差しが本書に広がり、どんな状況においてもエールを送っていることが大きな特徴だと思います。

私は、現在40歳の妊婦です。
「出生前診断」の項目では、大変興味深く、そして精神的に助けられました。
出生前診断を受けないことに、「どんな子でも誕生を受け入れる」なんてかっこいいものではなく、本当は逃げているのではないかと自分を少し責めていました。

本書の引用です。
“「障がいは出産の時に受けとめたい」「生まれてから知ったら受け入れられる」”という言葉。
“たくさんの人が、妊娠中という、親子としてはまだ苗の状態にある、本当はそっとしておいてほしい時期に障がいを知る技術には大きな違和感をおぼえているのではないかと思います”

苗の時期は、まだ受け入れなくていいんだなということに、すっと心が軽くなりました。

あとがきにはこう締めくくられています。
“この本が、子どもが生まれるという実に素朴な、しかし奇跡的なことにもっとたくさんの人が心を向ける一助となるならば、こんなうれしいことはありません。”
出産と深く関わる女性だけでなく、男性にも読んでいただきたいです。
そして、これから出産される女性へのエールとなる一冊だと思います。

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