大人もぞっとする初版『グリム童話』―ずっと隠されてきた残酷、性愛、狂気、戦慄の世界 (王様文庫) の感想
参照データ
タイトル | 大人もぞっとする初版『グリム童話』―ずっと隠されてきた残酷、性愛、狂気、戦慄の世界 (王様文庫) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 由良 弥生 |
販売元 | 三笠書房 |
JANコード | 9784837961659 |
カテゴリ | ジャンル別 » 文学・評論 » 文芸作品 » ドイツ文学 |
購入者の感想
グリム童話は子供の頃、親に読んでもらったきりで自分から自発的に読んだことがないせいか、ほとんどのストーリーの特に細部を忘れてしまっていた。
子供向けに書き改められたグリム童話を改めて読んでから本書に接すれば、よりインパクトが大きかったのではないかと後悔している。
本誌に収められているグリム童話のいくつかは、映像化した場合、絶対子供に見せられない作品となるだろう。
子供向けに書き改められたグリム童話を改めて読んでから本書に接すれば、よりインパクトが大きかったのではないかと後悔している。
本誌に収められているグリム童話のいくつかは、映像化した場合、絶対子供に見せられない作品となるだろう。
内容については他のレビューで詳しく書いている人がいるので割愛します。
本書はひとつひとつの物語の後に解説文が載っているので、当時の時代背景が分かり知識が深まります。
また、著者によって小説らしく校正されているので楽しく読めます。というのも、初版グリム童話集の訳書は多々ありますが、著者(翻訳者)によって作品のイメージがかなり変わります。本書は原文をそのまま訳すのではなく、抽象的ですが「本らしく」している。小説っぽくなっています。例えば他書の童話集(原文をそのまま訳したもの)のヘンゼルとグレーテルでは11Pであるのが、本書では36Pある、といったように。
初めて初版のグリム童話集を読む方は本書以外の訳書も読むことをオススメします。0
本書はひとつひとつの物語の後に解説文が載っているので、当時の時代背景が分かり知識が深まります。
また、著者によって小説らしく校正されているので楽しく読めます。というのも、初版グリム童話集の訳書は多々ありますが、著者(翻訳者)によって作品のイメージがかなり変わります。本書は原文をそのまま訳すのではなく、抽象的ですが「本らしく」している。小説っぽくなっています。例えば他書の童話集(原文をそのまま訳したもの)のヘンゼルとグレーテルでは11Pであるのが、本書では36Pある、といったように。
初めて初版のグリム童話集を読む方は本書以外の訳書も読むことをオススメします。0