オズの魔法使い (新潮文庫) の感想

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参照データ

タイトルオズの魔法使い (新潮文庫)
発売日2012-07-28
製作者ライマン・フランク ボーム
販売元新潮社
JANコード9784102181515
カテゴリジャンル別 » 文学・評論 » 文芸作品 » 英米文学

購入者の感想

こちらの商品に加え、手持ちのハヤカワ・岩波版と訳を比べてみたいと思います。

まず一番古いハヤカワですが

 ドロシーは、はっと目をさましました。まったくだしぬけに、しかもガクンとひどいショッ
 クを受けたので、やわらかなベッドに寝ていなかったら、けがをしていたでしょう。
(中略) ドロシーが起き直ってみると、家はもう動いていません。それに暗くもないのです。
 それもそのはず、まばゆい日光が窓から小さな部屋いっぱいに射しこんでいたのです。
 ドロシーはベッドからとびおりると、トトをしたがえて駆けていき、ドアを開けました。
  と、少女はおどろきの声をあげて、あたりを見回しました。そのすばらしい風景には、ただ
 目を見張るばかりです。

個人的には訳のこなれていない部分や古い言い回しなどがあり、通して読んだ時に
スムーズに頭に入ってこないと感じる部分がありました。

続いて岩波

 ドスンというものすごい衝撃で、ドロシーは目をさましました。あまりにとつぜんのこ
 とだったので、もしやわらかいベッドの上にいなかったら、けがをしたかもしれません。
(中略) ドロシーはからだを起こすと、もう家が動いていないことに気づきました。窓の外ももう
 暗くありません。明るい太陽の光が部屋じゅうにさしこんでいます。ドロシーはベッドか
 ら飛びおりると、トトといっしょに戸口までかけていき、ドアをあけました。
  ドロシーはあっと声をあげ、あたりを見まわしました。あまりのすばらしいながめに、
 ドロシーの目はまん丸くなりました。

この三冊の中では最も好きな訳です。
ひらがなが多く、字が大きく、多くの漢字にルビが振ってあるなど子供向けではありますが
一番自然で活き活きとしているように感じます。

最後にこちらの新潮

 どん、という激しい振動で、ドロシーはめざめた。あまりに突然で、しかも強烈

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