歯がぬけた (わたしのえほん) の感想

アマゾンで購入する

参照データ

タイトル歯がぬけた (わたしのえほん)
発売日販売日未定
製作者中川 ひろたか
販売元PHP研究所
JANコード9784569683355
カテゴリ » ジャンル別 » 絵本・児童書 » 絵本

購入者の感想

歯がグラグラする…

幼稚園の帰路、唐突に子どもから申告を受けました。

とうとう、この日が来たのか…と。

最初の歯が生えた日のことは、今でも鮮明にを覚えています。
それは丁度、紅葉が綺麗な今時期のことでした。

初めて親になり、慣れない子育てに奔走していたあの頃。
飲まないミルク、吐かないゲップ。
とめどなく聞こえる泣き声。
交換した直後から臭うオムツ。
ミルク、ゲップ、オムツ、洗濯、お風呂、ミルク、ゲップオムツ、洗濯。
本当に毎日、毎日、その繰り返し。

ワンオペ育児だったので、毎日寝不足でいつもボーッとしていて。
子どもの成長を楽しむ余裕も、親になった実感を得る暇もありませんでした。

そんな中、黄昏泣きをあやすためお散歩に。

あ、臭いな。オムツ変えなきゃなとふと下に目をやると銀杏が。
この臭いは…
オムツじゃなくて、銀杏!?

あれ、秋になってる…

ここで、やっと季節が変わったことに気付く有様でした。

秋がきてるから、3ヶ月かぁ。そろそろかな?と何となく子どもの口を観察すると下の前歯が見え隠れ。

それを見た瞬間。

雷に撃たれたみたいに、ボーッとしていた頭が冴えました。

何て小さい歯なんだろう。何て小さくて可愛いんだろう。

初めて我が子の成長を実感し、親になった喜びを噛み締めました。

生まれて来てくれてありがとう。
親にしてくれてありがとう。

この歯が抜ける頃はどんな子になっているだろうか。
どんな会話が出来るんだろうか。
ママ、大好きって言ってくれるだろうか。

後から後からとめどなく。
色んな想いが溢れ、ポロポロと泣きなごら帰路についたのを覚えています。

あれから5回目の秋。

とうとうこの日が、来ました。

ご飯を食べていたら、ガリッ!グラグラしていた歯が抜けた!
抜けたところをスースーやってみたり、
ストローをさしてカチカチしながらジュースを飲んだり、
おかずのコーンをはさんで歯に代わりにしたり・・・。
「ぼく」はとっても楽しそう!
そんなユーモラスな「ぼく」の家は団地。
昔、「ぼく」のお母さんがしたように、屋根の上に投げることも
縁の下に捨てることも出来ない。
そこで、「ぼく」は抜けた歯をビンにとっておくことに・・。
家庭訪問の先生は「おもしろいコレクションね」と・・。
ちょうど、うちの上の子の歯が抜けそうな時にこの本を
読んであげるつもりで用意していました。
初めて歯が抜けるという事がとても大切な思い出になるような
気がして、抜けた直後の子供の笑った顔写真をこの絵本の
裏表紙に貼って、日付と子供の感想も書き残しています!
その後、うちの子も、自分の歯を小瓶に入れて、家庭訪問で
先生に自慢していました・・。
3才になる下の子は、「ボクも~!」と歯が抜けるのが
待ち遠しいようです。

あなたの感想と評価

コメント欄

関連商品の価格と中古

歯がぬけた (わたしのえほん)

アマゾンで購入する
PHP研究所から発売された中川 ひろたかの歯がぬけた (わたしのえほん)(JAN:9784569683355)の感想と評価
2017 - copyright© みんこみゅ - アマゾン商品の感想と評価 all rights reserved.