北原白秋詩集 (新潮文庫) の感想

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参照データ

タイトル北原白秋詩集 (新潮文庫)
発売日販売日未定
製作者北原 白秋
販売元新潮社
JANコード9784101195018
カテゴリ文学・評論 » 詩歌 » 詩集 » 近代詩

購入者の感想

一冊の中に、多彩なテーマ、形式の作品が数多く収録されており、
北原白秋の作品の超大雑把な全体像をなんとなく理解できる。

東洋趣味感のある西洋趣味の神秘性から、官能、そして寂寥感。
小学校・中学校の童謡のイメージしかなかった北原白秋だったが、
意外にも艶っぽい、大人っぽい作品を作るのだとイメージを改めた。

読んでいて音が楽しい。
ただ個々の詩の解説はほとんど何もないので、なんとなく美しい、いいなぁと思っても、
多分半分も真意やおもしろさを味わえていないのだと思う。
あとがきも小難しい。

血の滴る様なエロチックとロマンの世界。
耽美の原点だと思います。
今のひとにはもうかけない世界でしょう。
ひたすら奇麗にうっとりしたい時によいと思います。

邪宗門
・邪宗門秘曲
・室内庭園
・濃霧
・曇日
・空に真赤な
・まど(註:窗の下に心と書いて「まど」と読む。古い異体字らしい。)
・謀叛
・ほのかにひとつ
・不調子
・華のかげ
・あかき木の実
・失くしつる

思ひ出
・序詩
・骨牌の女王の手に持てる花
・黒い子猫
・みなし児
・人形つくり
・断章
 ・今日もかなしと思ひしか
 ・ああ、かなし、あはれ、かなし
 ・ああ、かなしあえかにもうらわかき
 ・あはれ、わが、君おもふ
 ・わが友はいづこにありや
 ・泣かまほしさにわれひとり
 ・忘れたる、忘れたるにはあらねども
 ・なにゆゑに汝は泣く
 ・あはれ、人妻
 ・新詩社にありしそのかみ
・泣きにしは
・カステラ
・青いソフトに
・時は逝く
・身熱
・青き甕
・願人坊
・石竹の思ひ出
・あかんぼ
・ロンドン
・毛虫
・たそがれどき
・蛍
・青いとんぼ
・にくしみ
・爪紅
・手まり唄
・夜
・尿する和蘭陀人
・紺屋のおろく
・曼珠沙華
・あひびき

東京景物詩 及其他
・公園の薄暮
・露台
・S組合の白痴
・秋
・新生
・片恋
・雨あがり
・夜ふる雪
・春の鳥
・金と青との
・花火
・赤い夕日に
・おかる勘平
・忠弥
・鬼百合
・Chonkina
・道化もの
・銀座の雨
・雪
・黄色い春
・白い月

真珠抄
・源吾兵衛
・巡礼
・澪
・蛇の舌

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