聖路加病院で働くということ の感想
参照データ
タイトル | 聖路加病院で働くということ |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 早瀬 圭一 |
販売元 | 岩波書店 |
JANコード | 9784000259972 |
カテゴリ | ジャンル別 » ノンフィクション » 科学 » 医学 |
購入者の感想
日本を代表するブランド病院という印象のある聖路加病院であるが、そこで働く4人に焦点を当てた内容となっている。
小児科医、看護部長、在宅看護師、救命救急の医師、のそれぞれの生い立ちから医療現場での日常などが語られている。
登場する4人の日常で描写されるのは医療に対する真摯な姿勢であるが、同時に、社会奉仕を規範とするクリスチャンに起
源を持つ病院でありつつ、日本有数のブランド病院であるという両面を持つ、この病院の背景を感じさせる描写もあり、興味深い。
その病院の医療水準は、医療従事者の熱意や献身性に大きく左右されるからこそ、理念のある病院が経営的にも成功するという傾向がある。経営と理念の、二律背反と相乗効果が同居するような危うさの上で揺れる病院のあり方なども垣間見えたというのは言いすぎだろうか。
小児科医、看護部長、在宅看護師、救命救急の医師、のそれぞれの生い立ちから医療現場での日常などが語られている。
登場する4人の日常で描写されるのは医療に対する真摯な姿勢であるが、同時に、社会奉仕を規範とするクリスチャンに起
源を持つ病院でありつつ、日本有数のブランド病院であるという両面を持つ、この病院の背景を感じさせる描写もあり、興味深い。
その病院の医療水準は、医療従事者の熱意や献身性に大きく左右されるからこそ、理念のある病院が経営的にも成功するという傾向がある。経営と理念の、二律背反と相乗効果が同居するような危うさの上で揺れる病院のあり方なども垣間見えたというのは言いすぎだろうか。