春夏秋冬 料理王国 (中公文庫) の感想

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タイトル春夏秋冬 料理王国 (中公文庫)
発売日2012-12-21
製作者北大路魯山人
販売元中央公論新社
JANコード登録されていません
カテゴリ文学・評論 » エッセー・随筆 » 日本のエッセー・随筆 » 近現代の作品

購入者の感想

人生を美食に賭け、忠実に実行し生き抜いた硬骨漢の、すがすがしい論述が魅力。
読み返すたびに 新たな発見があり、繰り返して楽しめる随筆集。

そもそも魯山人自身が、
1.確かな味覚を持つ gourmet かつ、 gourmand であること

2.優れた料理家 (作り手)であること

3.料亭 「 星ヶ岡茶寮 」 経営の 実践経験を有すること

4.文筆の才能に恵まれていること

5.陶芸家として、「 食器 」への美意識が旺盛であること 等々、
 
「 美食を語りうる条件 」を十分に満たしている。
.

本書中では、食材・食味などに関する随筆に加えて、

「 身銭を切って食べてみなければ、味は身に付かない 」

「 飽きるまで食べ続けてみて、初めてその物の味がハッキリと分かる 」
 
「 料理とは悟ることだ、拵えることではない 」

「 料理の要諦の第一は、人間の真心である 」
 
「 一番親切な料理は、母親や女房が作った料理である 」

など、味道の悟境に達した金言が語られる。

参考として、以下。
・「 私の食べ歩き 」( 獅子文六・中公文庫 )
・「 味覚法楽 」  ( 魚谷常吉、平野雅章編・中公文庫 ) 

.

人生を美食に賭け、忠実に実行し生き抜いた硬骨漢の、すがすがしい論述が魅力。
読み返すたびに 新たな発見があり、繰り返して楽しめる随筆集。

そもそも魯山人自身が、
1.確かな味覚を持つ gourmet かつ、 gourmand であること

2.優れた料理家 (作り手)であること

3.料亭 「 星ヶ岡茶寮 」 経営の 実践経験を有すること

4.文筆の才能に恵まれていること

5.陶芸家として、「 食器 」への美意識が旺盛であること 等々、
 
「 美食を語りうる条件 」を十分に満たしている。
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本書中では、食材・食味などに関する随筆に加えて、

「 身銭を切って食べてみなければ、味は身に付かない 」

「 飽きるまで食べ続けてみて、初めてその物の味がハッキリと分かる 」
 
「 料理とは悟ることだ、拵えることではない 」

「 料理の要諦の第一は、人間の真心である 」
 
「 一番親切な料理は、母親や女房が作った料理である 」

など、味道の悟境に達した金言が語られる。

参考として、以下。
・「 私の食べ歩き 」( 獅子文六・中公文庫 )
・「 味覚法楽 」  ( 魚谷常吉、平野雅章編・中公文庫 ) 

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Kindleのコストパフォーマンスを支える本だ。この価格でこの内容は文句無し。0

 1960年に淡交新社から出た単行本の復刊・文庫化。ただし、割愛されている章もある。
 魯山人がさまざまな媒体に書いた小編を一冊にまとめたもの(講演を起こしたものなどもある)。
 内容は多岐に渡るが、料理の心構えについての文章がかなり収められており、このあたりに魯山人の本質があるらしいのだが、愛情が必要なのだとか、型にはまるなとか、わりとふつうな内容だ。とはいえ、おいしい料理をつくるのに不可欠なことであり……。
 それから、鮎のこと、外遊時代に食べたもの、鮟鱇、胡瓜、化学調味料についてなどなど。職についての魯山人のこだわりが見えてきて楽しい。0

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