日本人の英語はなぜ間違うのか? (知のトレッキング叢書) の感想
参照データ
タイトル | 日本人の英語はなぜ間違うのか? (知のトレッキング叢書) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | マーク・ピーターセン |
販売元 | 集英社インターナショナル |
JANコード | 9784797672589 |
カテゴリ | ジャンル別 » 語学・辞事典・年鑑 » 英語 » 英文法・語法 |
購入者の感想
私は普段、理数系のほうが馴染みがあるのですが、説明している日本語の文章が論理的で分かりやすく、読みやすいです。この本を一読すると、初級学習者が英作文で犯しやすい誤りや、最低限の認識不足を回避できます。従来の教科書が持つ問題点を指摘し、そのまま受け入れて覚えてしまった日本人学習者に警鐘を鳴らします。
中学校の教科書や自分の教えているクラスの日本人学生の英語の誤りを解説した書。既に英和辞典などで取り上げられて語法も少なくないが
*I am belonging to a glee club.→I belong to a glee club.
*I could win the game.→I was able to win the game.
通読すると新しく得られる情報も少なくない。圧巻は第7章「itとthatを使い分ける」で、私の積年の疑問がほとんど氷解した。たとえば、
It’s (very) kind of you. / That’s (very) kind of you.
の使い分けである。BNC (1億語コーパス)で調べると、It’ (very) kind of you.が約50例、That’s (very) kind of you.は約45例で両者は拮抗している。コーパス頻度を尊重するある英和辞典はIt’s [That’s] (very) kind of you.と例示している。別にitでもthatでもコミュニケーションに大きな支障はないので、これはこれでいいのであるが、「形が異なれば意味も異なる」という立場の人には物足りない。英語のネイティブスピーカーは直観的に使い分けているはずである。それを知りたい方は本書pp. 110-116を参照されたい。一読をおすすめする。
*I am belonging to a glee club.→I belong to a glee club.
*I could win the game.→I was able to win the game.
通読すると新しく得られる情報も少なくない。圧巻は第7章「itとthatを使い分ける」で、私の積年の疑問がほとんど氷解した。たとえば、
It’s (very) kind of you. / That’s (very) kind of you.
の使い分けである。BNC (1億語コーパス)で調べると、It’ (very) kind of you.が約50例、That’s (very) kind of you.は約45例で両者は拮抗している。コーパス頻度を尊重するある英和辞典はIt’s [That’s] (very) kind of you.と例示している。別にitでもthatでもコミュニケーションに大きな支障はないので、これはこれでいいのであるが、「形が異なれば意味も異なる」という立場の人には物足りない。英語のネイティブスピーカーは直観的に使い分けているはずである。それを知りたい方は本書pp. 110-116を参照されたい。一読をおすすめする。
中学校の教科書や自分の教えているクラスの日本人学生の英語の誤りを解説した書。既に英和辞典などで取り上げられて語法も少なくないが
*I am belonging to a glee club.→I belong to a glee club.
*I could win the game.→I was able to win the game.
通読すると新しく得られる情報も少なくない。圧巻は第7章「itとthatを使い分ける」で、私の積年の疑問がほとんど氷解した。たとえば、
It’s (very) kind of you. / That’s (very) kind of you.
の使い分けである。BNC (1億語コーパス)で調べると、It’ (very) kind of you.が約50例、That’s (very) kind of you.は約45例で両者は拮抗している。コーパス頻度を尊重するある英和辞典はIt’s [That’s] (very) kind of you.と例示している。別にitでもthatでもコミュニケーションに大きな支障はないので、これはこれでいいのであるが、「形が異なれば意味も異なる」という立場の人には物足りない。英語のネイティブスピーカーは直観的に使い分けているはずである。それを知りたい方は本書pp. 110-116を参照されたい。一読をおすすめする。
*I am belonging to a glee club.→I belong to a glee club.
*I could win the game.→I was able to win the game.
通読すると新しく得られる情報も少なくない。圧巻は第7章「itとthatを使い分ける」で、私の積年の疑問がほとんど氷解した。たとえば、
It’s (very) kind of you. / That’s (very) kind of you.
の使い分けである。BNC (1億語コーパス)で調べると、It’ (very) kind of you.が約50例、That’s (very) kind of you.は約45例で両者は拮抗している。コーパス頻度を尊重するある英和辞典はIt’s [That’s] (very) kind of you.と例示している。別にitでもthatでもコミュニケーションに大きな支障はないので、これはこれでいいのであるが、「形が異なれば意味も異なる」という立場の人には物足りない。英語のネイティブスピーカーは直観的に使い分けているはずである。それを知りたい方は本書pp. 110-116を参照されたい。一読をおすすめする。