スティーブ・ジョブズ(2) (KCデラックス Kiss) の感想

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参照データ

タイトルスティーブ・ジョブズ(2) (KCデラックス Kiss)
発売日2014-04-11
製作者ヤマザキ マリ
販売元講談社
JANコード9784063769630
カテゴリ »  » ジャンル別 » ノンフィクション

購入者の感想

appleの創業にまつわるエピソードを主軸に、ジョブズの人柄が上手く書かれています。文章とは違い、マンガならではのスピード感でダイレクトに読むことができるので時間があまりないけれどジョブズに興味があるという方はコミックで楽しむのはありだと思います。情報量はコミックの方が少ないけれど、イメージを掴み易く簡単に読むことができます。
Macintoshやiphoneなど、ジョブズが開発に携わった多くの電化製品が日本中にあふれているので、その開発者に興味を持っている人は多くいると思います。ただ、製品のスタイリッシュで都市的なイメージをジョブズにあてはめていると面食らいます。彼の激しすぎる程に激しい個性は多くの人を導き、またそれよりも多くの人を破滅させてきたようです。禅に没頭した体験が彼の本質に大きく根ざしたという事実、その師が日本人であったという事実はなかなか面白い。「ここにないものはどこにもない」という言葉は日本にも当てはまるかもしれません。二人のスティーブの関わりあい、対照的な人柄も面白い。両者は天才でありながら、見ている方向が全く異なっています。どんどん前へ前へと進んでいくジョブズは、確かに身近な人物だと不安になってしまうかもしれません。あまり、日本にはいない人ですよね。
この本が発売された時、ジョブズのような個性を許す社会が日本にないからアップルは生まれなかったのだ、という批判が一定のボリュームを持ちました。それは極論で、誰もがジョブズであると社会は破綻します。出来上がった構造とシステムを上手く泳いだジョブズという人間がよく書かれた一冊です。

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講談社から発売されたヤマザキ マリのスティーブ・ジョブズ(2) (KCデラックス Kiss)(JAN:9784063769630)の感想と評価
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