発展コラム式 中学理科の教科書 改訂版 物理・化学編 (ブルーバックス) の感想
参照データ
タイトル | 発展コラム式 中学理科の教科書 改訂版 物理・化学編 (ブルーバックス) |
発売日 | 販売日未定 |
販売元 | 講談社 |
JANコード | 9784062578608 |
カテゴリ | ジャンル別 » 人文・思想 » 教育学 » 一般 |
購入者の感想
2008年刊行の『発展コラム式 中学理科の教科書 第1分野(物理・化学)』の改訂版です。
書名から「第1分野」という表記が消え、単に「物理・化学編」となったのは、
現在の検定教科書が第1分野・第2分野ではなく学年別の構成になったからだそうです。
旧版をもっていないので、具体的にどこが新しくなったかはわからないのですが、
終章には、原子力や放射能についての基礎知識が簡潔にまとめられていました。
ここはやはり2011年の震災をうけて修正加筆された部分だとおもわれます。
SuicaやICOCAといった乗車カードにはICカードが埋め込まれており、
実はファラデーの発見した電磁誘導の応用でうまく作動している……とか、
紀元前から現代までの金属の製錬の歴史をたどる、など興味深いコラムが満載でした。
(これで疑似科学商法についてまとめてあったら言うことなしでした)
「学校の勉強=役に立たない、自分と関係がない」とおもわれがちな風潮があります。
特に物理・化学は記号や数式が多く、まるで別世界の話のようにおもえます。
本書は前述のように、身近なことや他分野のことと結びつけたり、
科学者の逸話などをまじえたりして、中学理科にリアリティを吹き込んでいます。
理科とは無縁の生活をしている(とおもいこんでいる)社会人、それから
知識をつめこむだけの勉強に疲れた現役中学生にもオススメしたいです。
まだザザーッと目を通しただけですが、じっくり何度も読みこんだら、
高校時代になぜだかサッパリ理解できなかった化学の再勉強に挑戦してみたいです。0
書名から「第1分野」という表記が消え、単に「物理・化学編」となったのは、
現在の検定教科書が第1分野・第2分野ではなく学年別の構成になったからだそうです。
旧版をもっていないので、具体的にどこが新しくなったかはわからないのですが、
終章には、原子力や放射能についての基礎知識が簡潔にまとめられていました。
ここはやはり2011年の震災をうけて修正加筆された部分だとおもわれます。
SuicaやICOCAといった乗車カードにはICカードが埋め込まれており、
実はファラデーの発見した電磁誘導の応用でうまく作動している……とか、
紀元前から現代までの金属の製錬の歴史をたどる、など興味深いコラムが満載でした。
(これで疑似科学商法についてまとめてあったら言うことなしでした)
「学校の勉強=役に立たない、自分と関係がない」とおもわれがちな風潮があります。
特に物理・化学は記号や数式が多く、まるで別世界の話のようにおもえます。
本書は前述のように、身近なことや他分野のことと結びつけたり、
科学者の逸話などをまじえたりして、中学理科にリアリティを吹き込んでいます。
理科とは無縁の生活をしている(とおもいこんでいる)社会人、それから
知識をつめこむだけの勉強に疲れた現役中学生にもオススメしたいです。
まだザザーッと目を通しただけですが、じっくり何度も読みこんだら、
高校時代になぜだかサッパリ理解できなかった化学の再勉強に挑戦してみたいです。0