絵でわかる感染症 with もやしもん (KS絵でわかるシリーズ) の感想

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参照データ

タイトル絵でわかる感染症 with もやしもん (KS絵でわかるシリーズ)
発売日販売日未定
製作者岩田 健太郎
販売元講談社
JANコード9784061547759
カテゴリ » ジャンル別 » 医学・薬学・看護学・歯科学 » 医学一般

購入者の感想

こちらの作品の購入のきっかけは、お二人のコラボ作品で、『風疹が大変暴れている』という作品を読んだからです(本作品にも入っています)。
数年前、風疹の恐ろしさというものをそれほど強く意識していなかった私が、前述の作品を読んですぐに、家族3人(自分・妻・息子-当時2歳-)で風疹ワクチンを打ちに行った記憶があります。おかげで、今は「風疹大流行!!!」などのニュースを見ても、ある程度の安心感を持って生活をおくる事が出来ています。

感染症に関する知識の有る無しというのは、小さな子供を持つ親&自営業者にとっては、かなり重要な要素を持つ事なので、このように絵の比率がそこそこ多い専門書(入門書?)は非常に助かります。
私自身医学書と聞くと、敷居が高く感じがちだったので、本当に有り難い一冊です。

とりあえずですが、ごくごく普通の一般人が、一晩かけて全部読んだ感想ですが、石川氏の『もやしもん』的要素が、岩田氏の魅力的な文章と、ナイスに絡み合い、作品の質を大いに高めていると感じられました。
ただ、第4章の『微生物からアプローチする感染症』にさしかかると、微生物の擬人化のみの表現が多い為、『もやしもん』ファンの私からすると、「絵的にちょっとさみしいかな~」と感じました。
ただ、『もやしもん』という作品の存在すらしらない、ヘルペス経験者である妻に、第4章の175Pのヘルペス音頭とその解説を読ませると、「ぶっ!ぷふふふふふ・・・」と笑っていましたので、特に『もやしもん』にこだわっていない人ならば、これでも有りなのかな~とも感じました。

日常に潜む様々な感染症の危険と、その予防を深く考えさせてくれる作品だと思いますので、今後もこんな作品を連発して行ってくれればと思います。ちなみに、石川氏の漫画やイラストは、きちんと書き下ろされているものなので(全体の4分の1~5分の1ほど)、キャラだけ流用した悪質コピペ商法で茶を濁したものでは御座いません。おなじみのキャラや、新キャラである青カビナース等が出てきます。

全体的な文章の感想としては、専門用語が連発されている割に、思っていた以上に理解しやすい内容だったので、岩田氏の他の作品も購入してみようかと現在検討中です。

漫画家とのコラボでは、西原理恵子さんがよくやっていますが、西原さんの場合内容と関係ない事が書かれていて、
また内容も壊滅的になる事もあります(それが面白かったりしますが)

この本は感染症を基本から判りやすく書かれており、マンガで内容を補完しているので、理解しやすいと思います。
マンガのキャラクターももやしもんのキャラクターまんまで、知っている方はより面白く思えるのではないかな。

ただ、金額がちょ~と高めなので、星4つとさせてもらいました。

微生物学、感染症の概要、抗菌剤の使い方など、漫画付きで色々と解説されています。
もやしもんのファンの方で、医療職でない人には少々難しいかもしれませんが、それでもかなり解り易く書いてあるのが印象的でした。
抗菌剤の使用に関しては、臨床医としての経験に基づいたケーススタディに近い印象を受けましたが、これに関しては抗菌剤スペクトル等を示した専門書と併せて読めば、さらに理解が深まるかもしれません。
一般医療職のICT入門用としてはとても入りやすい一冊だと思いました。

感染症を「治療薬」、「症候群」、「微生物」など異なる視点から多面的にアプローチしています。
著者磐田博士は臨床医のため、抗菌剤の分類や使い方についてはとても勉強になりました。
反面、「微生物」の分類についてはよくわかりますが、「生態」についてはほとんどわからず、とっても残念です。
小難しい論文調ではなく、ブログのぼやき調とでもいうのでしょうか?読みやすい文章です。難しい用語はネットという強い味方がついていますから、ネックになりませんし。
ただし、読み物としての面白さや目をひくことに重点はなく、真面目に今わかっていることを伝えるという点にウエイトがあるので、読んでいるうちに飽きてしまい、私としては珍しく、発売日に届いた本を読み終えたのが本日未明。異例の遅さでした。

本書の最大の特徴は、文章の要約や要点が「絵」を「読めば」わかること。
もやしもんの時もそうでしたが、わかりやすく、論点を外さずに絵というよりは漫画として挿入されているガットの数々が絶品です。
後半の結核菌だのマラリア原虫だのの忠保に見える「菌」の「絵」は最高です(笑)。
これが電子顕微鏡写真であったなら、だれも本書を読まなかったことでしょう。
条虫やダニの顕微鏡写真を見たところで、実生活でなにか役にたつわけでなし、分類できるわけでなし、だったらもやしもん的「菌」の絵を見た方がうれしいじゃありませんか!
「よくやった!」とおもいます。
強いて残念な点をあげるとすると、もやしもん的「菌」とその名前、実際の菌の写真の一覧索引がなかったことでしょうか(笑)

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