とても楽しいアルトトロンボーン★YB-CTB(Eb) の感想

※サンプル画像 クリックで拡大します

普段はバックのテナーを吹いている者です。まず、付属のマウスピースがバックのモデルに似ているという印象を受けました。ちょうどいいサイズで吹きやすいマッピです。イメージ画像を見た感じだと、赤ベルなのか黄ベルなのか、判断出来なかったのですが、黄ベルでした。また、スライドはシルバーです。無傷で見た目は満点です。
オーミックスを使っても少しスライドの動きが鈍く、気になります。E♭管ということで、個人的には、上のGはテナーより当たりやすいですが、HiC、HiDes辺りはむしろテナーの方が当たりやすい上に音程も良いでしょうか。
ケースは周りをファスナーで閉めるタイプで、十分に良い作りです。背負えるので便利です。
総合的に付属品のクオリティが高いと感じます。
アルトトロンボーンがどんなものなのか気になっている人がいれば、是非買うべきだと思います。
特に、学生オケにオススメします。ベートーヴェンやシューマンなど曲のレパートリーも増えますし、アンサンブルもまとまりやすくなるのではないでしょうか。

中国製ということで不安だったのですが外見は予想以上にきれいな仕上がりです。
ヤマハのアルトと比べると重さがあって吹き応えがあり低音域は安定しますが、ハイトーンは若干キツイでしょうか。
スライドがヤマハのようにデュアルボアになっていないので変なくせが無く、テナーから持ち替えても違和感の少ない素直な吹奏感です。
マウスピースは私はヤマハにはティルツのドムスモデルを愛用していますが、この楽器にはバックの方が合うようです。
アルトをたまにしか使わないアマチュアオーケストラなどでお試しで使うにはこれで充分だと思います。
ただしその場合、周りの方々は何十万円、何百万円という高額な楽器を使っていますから、うっかりこの楽器の値段を知られてしまうと白い目で見られてしまうのでご注意ください。