Travels with a Donkey in the Cevennes and The Amateur Emigrant (Penguin Classics) の感想
参照データ
タイトル | Travels with a Donkey in the Cevennes and The Amateur Emigrant (Penguin Classics) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | Robert Louis Stevenson |
販売元 | Penguin Classics |
JANコード | 9780141439464 |
カテゴリ | » 洋書 » Special Features » all foreign books |
購入者の感想
小説家として、『宝島』、『ジキル博士とハイド氏』で有名なスティーブンソンの書いた旅行記である。9月下旬から10月上旬の12日間をフランスの山岳地方をロバ(Modestineという名の牝のロバ)と共にゆっくりと彷徨った記録である。タイトルにロバが出てくるが、文章の中では最初にModestineを手に入れるところと、最後に売ってしまうところ以外はあまり登場しない。記述の主な対象はフランスの、日本人にはあまり馴染みのない地方の歴史、特にカトリックとプロテスタントの間に行われた争いと、それらの地方の地形、自然の美しさである。勿論、それぞれの土地の人々との交流も記されているが。宿泊場所も野営、オーベルジュ、修道院と様々だ。自然との交歓、一体感を記述した部分が一番の読み所のように思える。