バイオ試薬調製ポケットマニュアル―欲しい溶液・試薬がすぐつくれるデータと基本操作 の感想
参照データ
タイトル | バイオ試薬調製ポケットマニュアル―欲しい溶液・試薬がすぐつくれるデータと基本操作 |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 田村 隆明 |
販売元 | 羊土社 |
JANコード | 9784897068756 |
カテゴリ | ジャンル別 » 科学・テクノロジー » 化学 » 分析化学 |
購入者の感想
前のレビューに補足します。
何よりもありがたいのは、試薬を扱う上での細かな注意をも記載してくれているところ。
試薬、と一口に言っても、組成だけでなく、保存方法、廃棄法、
取り扱い上注意すべき点(遮光、毒性、その他)など、知りたい情報は山ほどあります。
その辺り、本書は抜かりがありません。
緩衝液の場合なら、pHを調節する場合に要するおよその酸、塩基の量が
あらかじめわかると、pHを調節する際に非常にやりやすくなるものです。
この本には各緩衝液のよく使われる代表的なpHについて、
それぞれどのくらいの酸または塩基が必要であるか、
大まかな量を載せてくれています。
おかげでpHが超えてしまうのを恐れてちびちび加えていく、
なんていう時間の無駄を防ぐことができます。
そしてもう一つの利点は自分がこれまで使ってきた試薬との比較、でしょうか。
パラパラとめくっていると、「ほー、この試薬、こういう組成で
使ってる人もいるのかー」というようなものに出くわしたりする場合があります。
そんな時、自分の組成は大丈夫なのか、とちょっと心配になるのが人の常。
ひょんなところから、自分の実験系を改めて見直し、推敲することができます。
ここの組成が異なるとどう違うのか、なぜ違うものを使っているのか、
細かいところをつめればきりがありません。
そういうところから、実験の根っこを理解できれば、より有意義に実験を
進めることができるし、データの信頼性も上がるでしょう。
本書は実験初心者にはもちろん、玄人でも役に立つこと間違いなしです。
試薬マスターになればきっと、下の人に指導する際にも役に立ちますよ。0
何よりもありがたいのは、試薬を扱う上での細かな注意をも記載してくれているところ。
試薬、と一口に言っても、組成だけでなく、保存方法、廃棄法、
取り扱い上注意すべき点(遮光、毒性、その他)など、知りたい情報は山ほどあります。
その辺り、本書は抜かりがありません。
緩衝液の場合なら、pHを調節する場合に要するおよその酸、塩基の量が
あらかじめわかると、pHを調節する際に非常にやりやすくなるものです。
この本には各緩衝液のよく使われる代表的なpHについて、
それぞれどのくらいの酸または塩基が必要であるか、
大まかな量を載せてくれています。
おかげでpHが超えてしまうのを恐れてちびちび加えていく、
なんていう時間の無駄を防ぐことができます。
そしてもう一つの利点は自分がこれまで使ってきた試薬との比較、でしょうか。
パラパラとめくっていると、「ほー、この試薬、こういう組成で
使ってる人もいるのかー」というようなものに出くわしたりする場合があります。
そんな時、自分の組成は大丈夫なのか、とちょっと心配になるのが人の常。
ひょんなところから、自分の実験系を改めて見直し、推敲することができます。
ここの組成が異なるとどう違うのか、なぜ違うものを使っているのか、
細かいところをつめればきりがありません。
そういうところから、実験の根っこを理解できれば、より有意義に実験を
進めることができるし、データの信頼性も上がるでしょう。
本書は実験初心者にはもちろん、玄人でも役に立つこと間違いなしです。
試薬マスターになればきっと、下の人に指導する際にも役に立ちますよ。0