君の銀の庭(期間生産限定アニメ盤) の感想

※若干ネタバレあり
劇場版まどか☆マギカ 新編［叛逆の物語］のエンディングテーマと挿入歌のカップリングです。

挿入歌【misterioso】
劇中のラストバトルで流れる挿入歌です。
この場面は今までの謎が解け、あるキャラが絶望的な最後を迎えようとするのですが、それを前作では敵だった魔女、多数の魔女の使い魔、そして現役魔法少女が一丸となって「彼女」を救おうと奮闘する大興奮のシーンです。
歌の歌詞はその「彼女」に「それには及ばないわ」と勇気づけるような内容となっており、場面と合わさって劇場では何度観ても涙が流れました。
今までこの作品には悲しみ、哀れみの涙を散々流させられて来ましたが、この歌は感動、感激の涙を流させられました。

エンディングテーマ【君の銀の庭】
挿入歌のシーンで流れた涙もその後の余りに衝撃的な結末で引っ込んでしまいましたが、あっけにとられる最後に流れるのがこの曲です。
この曲は、misteriosoで救われた「彼女」が最終的に至った境地から観た世界を物語る歌に思えます。「銀の庭」が何かは映画をご覧になれば何となく理解出来るかと思います。
最終的にあのような手段を取った「彼女」ですが、何でも自由に出来るはずなのに全く救われた様に見えません。そしてこの歌の中でやはり彼女は偽りの世界を外から見守っているだけに過ぎず、本当の願いは叶っていないのです。
歌詞の最後の「どこにも行かないで」が本当の願いに思えます。次回作では「彼女」を救ってあげてください。0