吉村昭の平家物語 (講談社文庫) の感想
参照データ
タイトル | 吉村昭の平家物語 (講談社文庫) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 吉村 昭 |
販売元 | 講談社 |
JANコード | 9784062760089 |
カテゴリ | 古典 » 日本の古典 » 古代・中世文学 » その他の物語文学 |
購入者の感想
「平家物語」は長い長編である。これまで、有名作家が、それぞれの「平家物語」を書いてきた。その中で、本書は、「平家物語」の原文を、少年少女向けに現代語訳した本である。
私は、「少年少女古典文学館 平家物語」(2冊)を持っているが、大きな本で、書架に入ったまま未読となっていた。今回、それが文庫本となったので、購入した。
厚い文庫本(542頁)であるが、簡潔で歯切れのよい文章に引きつけられ、物語の面白さも加わり、ぐんぐん読めた。巻末の解説にもあるように、本書は「平家物語」ダイジェスト版ではなく、古典に記されたエピソードが詳細に記述されており、少年少女だけでなく、大人の読者を引きつけて止まない。
最近、木津から般若寺へ通じる道路をドライブすることが多くなった。そのまま南へ坂を下れば東大寺横を通って、興福寺に出る。平重衡(しげひら)の南都焼き討ちも、この坂を下ってのことかと想像すると、その度に「平家物語」が蘇ってくる。一読を勧めたい一冊である。
私は、「少年少女古典文学館 平家物語」(2冊)を持っているが、大きな本で、書架に入ったまま未読となっていた。今回、それが文庫本となったので、購入した。
厚い文庫本(542頁)であるが、簡潔で歯切れのよい文章に引きつけられ、物語の面白さも加わり、ぐんぐん読めた。巻末の解説にもあるように、本書は「平家物語」ダイジェスト版ではなく、古典に記されたエピソードが詳細に記述されており、少年少女だけでなく、大人の読者を引きつけて止まない。
最近、木津から般若寺へ通じる道路をドライブすることが多くなった。そのまま南へ坂を下れば東大寺横を通って、興福寺に出る。平重衡(しげひら)の南都焼き討ちも、この坂を下ってのことかと想像すると、その度に「平家物語」が蘇ってくる。一読を勧めたい一冊である。