世説新語1 (東洋文庫) の感想
参照データ
タイトル | 世説新語1 (東洋文庫) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 劉 義慶 |
販売元 | 平凡社 |
JANコード | 9784582808438 |
カテゴリ | ジャンル別 » 文学・評論 » 古典 » 中国の古典 |
購入者の感想
第一巻には以下を収録。
・徳行第一 47話
・言語第二 108話
・政事第三 26話
巻末には官職表と関連略年表を収録。
また、権門貴族の時代のエピソードを語っているだけに、40個の諸家系図も収録されている。一方では地図は2つのみというのが残念なところ。収録されている地図は孫恩の乱の地図と382年頃の前秦・東晋の地図のみ。
本文は、原文、訓読、注釈、口語訳、解説で構成されており、注釈は比較的簡略でその分解説のほうに詳細が記述されている。
当初は「清議」や人物批評が主だったものが、徐々に時代が下るにつれ「清談」へと変容していくさまがざっくりとわかる。
自分としては、レトリックと、本歌取りのような引用に満ちた互いの機知を競うような言論合戦よりも、節を曲げない硬骨漢ぶりを発揮したエピソードの方が好きなので、まだ清議だったころの後漢末から三国時代の初めの頃のエピソードの方が読んでて面白いのだが、それより後の時代の清談がメインとなった頃のエピソードがやはり多く採り上げられている。
・徳行第一 47話
・言語第二 108話
・政事第三 26話
巻末には官職表と関連略年表を収録。
また、権門貴族の時代のエピソードを語っているだけに、40個の諸家系図も収録されている。一方では地図は2つのみというのが残念なところ。収録されている地図は孫恩の乱の地図と382年頃の前秦・東晋の地図のみ。
本文は、原文、訓読、注釈、口語訳、解説で構成されており、注釈は比較的簡略でその分解説のほうに詳細が記述されている。
当初は「清議」や人物批評が主だったものが、徐々に時代が下るにつれ「清談」へと変容していくさまがざっくりとわかる。
自分としては、レトリックと、本歌取りのような引用に満ちた互いの機知を競うような言論合戦よりも、節を曲げない硬骨漢ぶりを発揮したエピソードの方が好きなので、まだ清議だったころの後漢末から三国時代の初めの頃のエピソードの方が読んでて面白いのだが、それより後の時代の清談がメインとなった頃のエピソードがやはり多く採り上げられている。