<東大式>マラソン最速メソッド 「考える力」を磨いてサブ4・サブ3達成! (SB新書) の感想

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タイトル<東大式>マラソン最速メソッド 「考える力」を磨いてサブ4・サブ3達成! (SB新書)
発売日2014-12-18
製作者松本 翔
販売元SBクリエイティブ株式会社
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カテゴリ » ジャンル別 » スポーツ・アウトドア » スポーツ

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サブ4メニュー、サブ3メニューという定食メニューのようなものが様々な本で紹介されている昨今。指導者がいない市民ランナーはまずそういった本に書いてあるとおりに練習をこなそうとするのではないだろうか?

しかし実際にはその練習をこなして見事目標を達成する人もいれば達成できない人もいる。

真面目なランナーほど「自分にこの練習は合っているのだろうか?」「他の本と書いてあることが違うけど、どっちが正しいの?」「今日は気分が乗らないけど、決められた練習メニューをこなさないとな」などといった次々と湧き出る疑問を心にしまいながら走っているのではないだろうか?

そうした疑問を肯定しているのが本書だ。

練習メニューは、本来人それぞれであり、その人の環境などでも変わるものであり、決まっているものではなく変化するものである。
練習が合っていなければ変えればいいし、気分が乗らなければ休んだりペースを変えたりすればいいのである。

ではどう変えればいいか?それは「自分の身体が一番良くわかっているはず」と、様々なヒントを得られるのが本書である。
本書の著者は一流の市民ランナーで、私のような一般ランナーからしたらレベルが違い過ぎるのは確かであるが、考えるという行為は走力とは関係なく出来る事であることに改めて気付かされる。

本書の価値は、指導者の視点ではなく現役のランナーである彼が自分の頭で考えながら失敗や成功体験を経て検証してきたことを、彼自身の言葉で語っている点である。
ある程度走ることが習慣化して、指南書も何冊か読んでみたが、でもなんかモヤモヤっとしながら次のレベルを目指しているような人におすすめできる。

著者自身が第一線で活躍する市民ランナーであるほか、練習会などで一般市民ランナーの指導も行っているため、一般市民ランナーにとっても大変参考になる内容です。東大式、とありますが、決して難しい内容ではありません。
フルタイムで働きながら実業団選手と渡り合う著者が日々どのような練習をしているのかについては、以前から興味があるところでしたが、著者も何か特別なことを行っているのではなく、様々な経験・挫折を繰り返しつつ、自分にあった練習法を日々模索し、地道な努力を続けていることが分かりました。その意味では、(レベルは全く違いますが)我々一般市民ランナーと同じであり、著者が結果を出していることは、我々一般市民ランナーにとっても励みになるところです。
また、個別の内容では、特にレースを集団の力で運んでもらうというのが参考になりました。確かに、一人ではできないポイント練習でも集団で行うとなぜか頑張れたりしますが、この集団の力をレースにも生かすという発想は自分にはありませんでした。今後のレース運びに生かしてみようと思います。
後は、仕事との両立をどうやっているのか(時間のマネジメントなど)や、疲労の抜き方・ケア方法などがもう少し書いてあればいいと思いましたので、続編に期待します。
後書きに川内選手を超えたい、とありましたが、川内選手を是非超えて欲しいと思いますし、それ以上を目指して欲しいと思います!

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