日本銀行と政治-金融政策決定の軌跡 (中公新書) の感想

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タイトル日本銀行と政治-金融政策決定の軌跡 (中公新書)
発売日販売日未定
製作者上川 龍之進
販売元中央公論新社
JANコード9784121022875
カテゴリジャンル別 » 社会・政治 » 政治 » 政治入門

購入者の感想

 1997年の日銀法改正から、現在の黒田総裁体制(但し、こちらはまだ現在進行形なので論評は少なめ)
までを振り返った一冊。
(本当は「ニクソン・ショック」から論ずる予定だったが、500p越えになってしまうため、日銀法改正からの
記述にしたと)

 日銀独立が却って(改正前は良くも悪くも旧大蔵省が前に立っていたが、改正後はそれが無くなったので
自らが政府や国会と対峙しなければいけなくなった)、政治に翻弄される中央銀行になってしまった…と。

 ・政府の圧力により、望まない方向転換を強いられた速水、白川総裁時代
 ・政府の先手を打って日銀の地位と評判を高めた福井総裁時代
 ・(法改正以後、初めて)政府と日銀の関係が相思相愛になった黒田総裁時代

 それぞれの金融政策の変遷を、豊富な資料を元にして分かりやすくまとめられています。

 「失われた20年」における日銀の責任はあるのかないのか?あるとしたらどこまでか?
そして何よりも、政府に責任は無かったのか?あるとしたらどこまでなのか?を知る良書です。

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