ベルリン物語 都市の記憶をたどる (平凡社新書) の感想
参照データ
タイトル | ベルリン物語 都市の記憶をたどる (平凡社新書) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 川口 マーン 惠美 |
販売元 | 平凡社 |
JANコード | 9784582855197 |
カテゴリ | 歴史・地理 » 世界史 » ヨーロッパ史 » ヨーロッパ史一般 |
購入者の感想
ドイツ帝国から現在の統一ドイツに至るまで、あるいは首都として、また分断の象徴として、ドイツの諸都市の中でも最も有名な都市の一つであるベルリン。私のように訪れたことのない人間としては、「ベルリン」という都市を知ってはいても、それは名前のみ、もしくはドイツ史の中での断片的なエピソードにとどまるのがせいぜいだと思われる。
この本は新書であるし、歴史の専門書ではないから、「ベルリンの歴史のすべてをこの一冊で」というわけにはいかない。ただ、ドイツに在住し、実際にベルリンの地を踏んでいる著者の実感を基礎にして編みあげられた歴史物語は、その筆の運びも実に軽妙に、読み手をベルリンへと誘う。楽しく一気に読み進められる、いい本だと思う。
この本は新書であるし、歴史の専門書ではないから、「ベルリンの歴史のすべてをこの一冊で」というわけにはいかない。ただ、ドイツに在住し、実際にベルリンの地を踏んでいる著者の実感を基礎にして編みあげられた歴史物語は、その筆の運びも実に軽妙に、読み手をベルリンへと誘う。楽しく一気に読み進められる、いい本だと思う。