STAP細胞に群がった悪いヤツら の感想

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参照データ

タイトルSTAP細胞に群がった悪いヤツら
発売日販売日未定
製作者小畑 峰太郎
販売元新潮社
JANコード9784103369110
カテゴリ »  » ジャンル別 » ノンフィクション

購入者の感想

事実誤認や科学的に明確に誤った記述が数多くあります。
また、まったく論理的でない主観的なジャッジメントが至るところに下されています。
研究者としてジンマシンがたくさん出ました。

なぜ星を4つ、つけたか?

STAP細胞事件に関して詳しい人なら誰もがわかっている、わかっていながらも踏み込めない多くの領域に真正面から突っ込んでいるからです。

将来性の見込める再生医療利権にドライブされた産・官・学の一部面々が科学や生命倫理を蹂躙しまわっているのは周知の事です。その象徴がSTAP細胞だったという解釈も大筋で間違ってないと思います。

高橋先生や市川先生への細かいインタビューもたいへん良かったです。
低俗なイタコ芸などやめてV氏のベンチャービジネスまで取材していたら星5つでした。

簡単に言えば「STAP細胞騒動」を「金の面から読む」という印象である。小保方晴子という多少なりとも精神的に問題の有りそうな人間を徹底的に掘り下げる取材はされていない。それと笹井芳樹氏があんなインチキにころりと騙された理由というか、最初から共犯なのか それとも違うのか?も不詳のまま。ま、誰でも思う事だが上役の無能ぶりについては同感。基本的な事だがメジャーな雑誌への投稿をする時に直属上司以外のもっと上の方々に目を通して貰ったり、批評を受けたりする決まりは理研には無いのだろうか?それとも余りにエラい学者に恥をかかせちゃいけないので最新論文は見せないのだろうか?

3.11以降、原発振興予算にかわる公共事業に、科学技術分野に白羽の矢がたった経緯がわかる。

アベノミクスの成長戦略に再生医療(IPS)が選ばれたのが、笹井氏(ESの権威)が捏造に手を染める後押しになったのか。

この捏造事件が、小保方の妄想を利用した政・官・理研CDB 一体の予算の取り込みサギの失敗であった事は事実だろう。

意味不明の再現実験や、小保方氏の処分に踏み切れない理研からも想定可能だ。

ただ、タイトルの「悪いやつら」をあぶりだす新事実がとぼしい。

今回のセルシード株に代表される、「バイオ・ベンチャー」の実態と、TWins(東京女子医大と早稲田の関係)の取材があればよかった。

「新潮45」での続編を期待しようか。。

例の「細胞シート」の実用性の真偽まで飛び火する可能性はあるか?

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