パソコン自作の新常識2015 (アスキームック) の感想

全114P中最新PCパーツ関連の情報は最初の20Pほどで終了。
その内容もCPUやメモリーなど自作PCのハードウェアの最新パーツをざっくり説明しただけ。
PCパーツに関してはインテル特化主義なのかわかりませんがAMDのグラボ、マザー、ＣＰＵの紹介は一切ありません。
また、2015年の自作の新常識と謳った雑誌でありながらBroadwellに関して何ひとつ触れていないのも謎。

その後は自作に関係ない動画配信や投稿の仕方、個人的にまったく興味がない省スペースＰＣの紹介にページを使いすぎ
一体型やホームサーバーの自作情報なんか別にいらない。
ジサトラは360度映像が楽しめるOculus Riftの紹介やマルチディスプレイの限界に迫るなどの企画。ぶっちゃけどうでもいい。

後半は多くのPを使って自作の組み立て方の説明をしているが、相応の知識ある人は大して参考にならないし、初心者には説明不足。
ただし、GeForce900シリーズの性能比較、DSRやMFAAの記事だけは役にたった。

すべて読み終えた感想としては、初心者向けなのか熟練者向けなのかよくわからない中途半端な印象。
読んでいて週間アスキーを読んでる感覚に凄く近い。出始めは興味の引くネタで食いつかせて
その後は尻切れトンポで終わるというあの感じ。
自作に関してもページも少なくていろいろと説明不足なので
最新の自作関連のお勉強をするなら「自作PC完全攻略 Windows8/8.1対応」を読むといいでしょう。
ただ、この雑誌は少々お高いので、購入に抵抗がある方は私のように書店での立ち読みですませましょう。