なぜあなたは「愛してくれない人」を好きになるのか (文庫ぎんが堂) の感想
参照データ
タイトル | なぜあなたは「愛してくれない人」を好きになるのか (文庫ぎんが堂) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 二村ヒトシ |
販売元 | イースト・プレス |
JANコード | 9784781671086 |
カテゴリ | ジャンル別 » 人文・思想 » 倫理学・道徳 » 倫理学入門 |
購入者の感想
風俗ライターやAV制作者の中には、異様に女性の気持ちがわかって、かつ普通の男性は思っていても言わない、だけど女性にとって最も有益なアドバイスをおこなえる男性がいます。
彼もその一人。『すべてはモテるためである』の二村ヒトシの、今度は女性へのアドバイス。
「結婚できても彼のヤリチンはおさまりません。
もしおさまるとしたら、それは彼が「ヤリチンに恋をしない女性」を好きになり、みずからのヤリチン的あり方に疑問を持った時でしょう。」
とか、
「今の世の中「女から恋されると、それだけでインチキ自己肯定しちゃう男」が多いからです。」
とか、つまり女性の方から男性を好きになっても、それはろくなことにならないというお話で。身も蓋もない書きっぷりで、いっそ気持ちが良いくらいに一部分を突き放しているんですがね。
ま、男性に対しては「君がモテないのは、気持ち悪いからだ」という、「それ言わないだろう」という、だけど最も重要なアドバイスをしちゃう人ですから、推して知るべしです。
この本の何よりすごいところは、女性にとって有益なアドバイスを男性がしていることだけでなく。
その男性視点のエゴや甘さを、一度女性側から徹底的にチェックしてもらって、きちんと修正をかけているところです。一切、男性にとって都合の良い発言を許さずに、とにかく女性にとって良い結果になるアドバイスだけを徹底的につきつめているのです。
この、絶対に「男にとって都合の良い女」になんかなるな、そんなものになったって、あなたは幸せになれない、というアドバイスは、ちょっと不幸な女の子全員に、大きな声で言ってあげたいことですね。
彼もその一人。『すべてはモテるためである』の二村ヒトシの、今度は女性へのアドバイス。
「結婚できても彼のヤリチンはおさまりません。
もしおさまるとしたら、それは彼が「ヤリチンに恋をしない女性」を好きになり、みずからのヤリチン的あり方に疑問を持った時でしょう。」
とか、
「今の世の中「女から恋されると、それだけでインチキ自己肯定しちゃう男」が多いからです。」
とか、つまり女性の方から男性を好きになっても、それはろくなことにならないというお話で。身も蓋もない書きっぷりで、いっそ気持ちが良いくらいに一部分を突き放しているんですがね。
ま、男性に対しては「君がモテないのは、気持ち悪いからだ」という、「それ言わないだろう」という、だけど最も重要なアドバイスをしちゃう人ですから、推して知るべしです。
この本の何よりすごいところは、女性にとって有益なアドバイスを男性がしていることだけでなく。
その男性視点のエゴや甘さを、一度女性側から徹底的にチェックしてもらって、きちんと修正をかけているところです。一切、男性にとって都合の良い発言を許さずに、とにかく女性にとって良い結果になるアドバイスだけを徹底的につきつめているのです。
この、絶対に「男にとって都合の良い女」になんかなるな、そんなものになったって、あなたは幸せになれない、というアドバイスは、ちょっと不幸な女の子全員に、大きな声で言ってあげたいことですね。